「ノウハウを欲しがる病」で可能性が潰されている 成功や失敗という概念はそもそも「空虚」だ
成功しなければならない、ですか?
この物事はこういうものであるからこういうふうな取り扱いをしなければならないと信じ、少しも疑わなくなってしまうのが固着観念だ。一般的には固定観念ともいう。わたしたちは無数の固着観念を抱き、その観念を参照しながら日々を生きている。
現代に働く人が抱えている固着観念の大きなものは、何事も成功か失敗かで価値づけられるというものだ。
一個の人間が有能か無能かもこの成功/失敗スケールで測られる。この固着観念は学校で身につけさせられ、学校を出てもずっとまとわりついてくるものだ。企業ももちろん、この固着観念で染まっている。書類もこのスケールでの判断が記載され、それはほぼ烙印(らくいん)のようなものだ。


















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