「島左近」老齢の剛将が関ヶ原で放った最期の輝き 戦と人の機微を捉えぬ三成に尽くした忠実なる将

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関ヶ原は人生を総括する晴れ舞台

左近は、その前半生はほとんど筒井家の家臣として過ごしました。筒井家の中では武勇のほまれは高いものの重臣の中での序列は高くはありません。50歳になって三成の家臣になってからも、華やかな働きはありませんでした。左近が最も強く輝きを放つのは、関ヶ原の戦いまでの1年です。

左近にとって関ヶ原は、まさに人生を総括する晴れ舞台だったのかもしれません。

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眞邊 明人 脚本家、演出家

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まなべ あきひと / Akihito Manabe

1968年生まれ。同志社大学文学部卒。大日本印刷、吉本興業を経て独立。独自のコミュニケーションスキルを開発・体系化し、政治家のスピーチ指導や、一部上場企業を中心に年間100本近くのビジネス研修、組織改革プロジェクトに携わる。研修でのビジネスケーススタディを歴史の事象に喩えた話が人気を博す。尊敬する作家は柴田錬三郎。2019年7月には日テレHRアカデミアの理事に就任。また、演出家としてテレビ番組のプロデュースの他、最近では演劇、ロック、ダンス、プロレスを融合した「魔界」の脚本、総合演出をつとめる。

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