会社員でも「プロ意識」ある人、全然ない人の大差 【つんく♂✕けんすう対談】1回目(全5回)

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けんすうお金(お給料)をもらっている以上、会社員はみんなプロのはずなんです。

でも会社の中にいるとどうしても、社長や上司を「学校の先生」とか「支配的な藩主」みたいにとらえて、その下で働くという意識になってしまう。

その結果、つい会社に不満を持ったり、会社のせいにしてしまいがちです。でも、それってもったいないことですよね。

「1人ひとりが商店」という気持ちが重要

けんすう:プロ意識って、クリエイターや個人事業主の人は強く持っているけど、会社員だってプロなんです。つんくさんの本からは「だからみんな、プロ意識を持って働こう」っていうエールを感じました。

つんく♂:僕の場合は実家が商売をしていて、子どもの頃から「いらっしゃい、いらっしゃい」の世界を見て育ったからかもしれないけど……。だからこそ、逆に「サラリーマンって何を売っているんだろ〜」ってずっと思っていました。

だから、『サザエさん』に出てくる波平さんやマスオさんの会社(〇〇商事)は何を売っている会社なのか、ずっと謎でしたね(笑)。

でも、仕事というのは、商品であろうがサービスであろうが能力であろうが、誰かが何かを最終的には売るわけですよね。

そう思えば、会社員だって、1人ひとりが商店だと思うんです。たとえばアイドルグループだってそれぞれが商店だし、メンバー1人ひとりも商店。

「自分の商店は何が強みか、何を売るか」そういう意識を持てると何かが変わるだろうなと思います。

というより、そのくらいの気持ちがないと、これからの時代は戦えない。

もはや会社に入っても終身雇用という時代は終わったし、組織に属していても、自分は1つの商店なんだという気持ちでプロ意識を磨いていくべきです。

そう考えることで、将来への不安要素も少なくなるんじゃないかと思います。

けんすう:めちゃくちゃわかります!

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