職場をむしばむ!「使えない部下」ランキング 外資系OLが見た"困ったちゃん"の生態

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ちなみに、学閥ちゃんは何かできないことがあると、その理由を知性を使って言い訳しようとしてきますが、そのときはやはり、スタンガンを使いましょう。

第1位 「考えています」系部下

はるか昔、偉い人は言いました……。

「人類には3種類いる。仕事の進捗を聞かれて、

①すぐに説明できるタイプ
②まだやっていないので、明日まで時間をくださいと日程を設定できるタイプ
今、考えていますと言うタイプ

がいる」と……。

まあ本当に昔の偉い人が言ったかどうかはわかりませんが、この③「考えています」と言う部下は、いちばん厄介なのではないでしょうか。

それ、本当に考えているの?

「考えています」ということで、あたかも仕事に取りかかっているふりをしていますが、実際の進捗が説明できないのでは意味がありません。

つまりは考えていますと言いつつ、考えていないのです。

このタイプの人間は口がうまいので、仕事ができると思われがちです。しかし、実際は適当なことを言って責任逃れをして、時としてほかの人に丸投げをして、仕事をクローズできません。

このような部下がいたら周りの人が被害をこうむる前に、息の根を止めなければいけません。あ、いけない。殺しちゃだめ。

考えています系部下には、徹底的な事実確認が必要になります。実際の成果物は何なのか、スケジュールはどうなっているのか、今後の予定はどうなっているのか、誰かのせいにしてうまい具合にごまかそうとするかもしれませんが、その弱さを見逃してはいけません。

人格は否定せずに、淡々と事実だけを指摘していく。

反論できなくなったとき、慌てて部下は仕事を始めるでしょう。ただし、これははたからみると部下を激ツメしているように見えるので、自分の評判を落とさないように要注意です。

さてはて、いかがだったでしょうか。

最初はみんな何らかの目的があって会社に入ってきたはずです。上司も人間、部下も人間。困ったところなんていくらでもあります。ですが、仕事はチームワークです。ひとりの困ったちゃんによって、仕事が遅れ社内の人間関係がギクシャクするのならば

そんなやつは会社の産業廃棄物よ。

どうやったら皆がご機嫌で最大の成果がだせるようになるか?それをいつも考えていきたいものですね。

といったところで今回は失礼します☆

ずんずん キャリア・人間関係コーチ、コラムニスト

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ずんずん / zunzun

元外資系OL。大学卒業後、埼玉県にある日系事業会社に就職。激務の果てに「死ぬ前に丸の内OLになりたい」と転職活動を開始し、外資系投資銀行に採用される。さらにシンガポールの世界的IT系企業で働いたのち、帰国。著書にコミックエッセイ『外資系はつらいよ OLずんずんが見た資本主義帝国♪の全貌』『外資系OLは見た!世界一タフな職場を生き抜く人たちの仕事の習慣』(ともにKADOKAWA)『エリートに負けない仕事術』(大和書房)がある。

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