誰がお前の分を穴埋めするねん。
とほかの人が憎悪に燃えながら尻拭いをし、尻拭いをしていたはずの人間も消える、そんなミラクルが時として起こります。
このような人が連鎖的に消えていくテトリス状態を避けるために、部下には仕事が容量オーバーになっていないか、こまめに声を掛けてあげましょう!
どこか異次元へと旅立った部下
いませんか? お願いしたこととまったく違うことをやっている部下。
いったいお前は何を聞いていたんだ!?と叱責したくなるものです。ですが、考えてみてください。あなたが説明したとき、部下の目は泳いでいなかったか……。
この手の部下はそのプライドの高さから、わからないことであっても、わからないと言えません。わからないと言うことが恥ずかしいと思っています。そのため、理解していないことでもわかったふりをして、部下の頭の中では今までの知識に基づいた謎の合理化が行われ、全然、違う仕事をし始めるのです。
私のアシスタントもこのタイプの人でした……。彼女に仕事をお願いしても、出来上がる資料は違うものばかり。私の説明が下手なのか?と悩んでいましたが、ある日、私は気づきました。説明の間、途中で話がわからなくなった途端、彼女の意識はどこか異次元に行っていたのだと……。ゆえに異次元部下です。
このタイプは、相手からわからないと言ってくれることを期待してはいけません。こちらが察してあげないといけないのです。そのため、どこを理解していてどこを理解していないか、つねにチェックしてあげないといけません。
これはとても時間がかかります。手順書などがあるとやりやすいのですが、相手が大ざっぱな性格になるとその手順書も見なくなるので、もう、間違うたびに、スタンガンを使ってバシッとやるのがいいと思います。
会議でめったに発言せず、間違いを指摘すれば泣きそうになり、声も消え入りそうに小さい、そんな部下……。
どうしたんだ……お前は……。つらい幼少期でも過ごしてきたのか……。そう思わせます。きっと過ごしてきたのかもしれません。しかし、職場ではお前のトラウマなどどうでもいいのだ。
外資系企業ではプロアクティブ(自発的)であることが求められます。
積極的に問題提起し、改善策を考え、自分のキャリアの方向性も自分で考えていく、そんな人材です。そのため、前に出られない内向的な性格だと、外資系で後れを取る場合があります。
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