麻生様、ご相談文を7割ほど割愛させていただきましたが、結婚前から貸した彼へのおカネを返してもらうことにこだわっておられますね。元のご相談文では、離婚すれば今、彼が細々とでも家に入れているおカネは、2軒分の賃貸家賃で消えると心配されていますが、それは無駄な心配です。はっきり言って、彼からおカネを取り戻そうとするのは、早急に諦めた方がいいと思います。
子どもの出産祝いや児童手当まで、遊興費に使ってしまう人と結婚生活を続けることが、子どものためになるはずがありません。子どもや貴女への責任がなく、平気でウソを繰り返す人とは関われば関わるほど、良いことがひとつもないのは世の習いです。
枝(貸したおカネ)を蘇らせようと腐心している間に、気が付けば大木(貴女の人生)まで根こそぎ持っていかれるパターンだと思います。損切だと思って、早期に彼との関係を断ち切りましょう。
ダメ夫の見切りは、人生の損切り
実家のご両親は、これまでの彼の背信の数々の証拠を集めておられるそうですね。貴女もいろいろ彼の背信行為をブログに記入しておられるとか。最悪、彼から取れるものは何もなくとも裁判に訴えて、離婚するのがこれ以上物心両面で被害を増やさないいちばんの方法です。
その前に、彼が出て行かないなら、実家にご迷惑をかけついでに一時的でもお世話になり、貴女がたがそのアパートを出るべきです。確かに家賃分を稼いでもらうのも小さくない話ですが、これからの貴女の長い人生で、そんなに不誠実で不信感いっぱいの人と暮らす苦痛に比べれば、小さい話です。
私も多くの人をみてきた経験から申しますが、彼を見限っている貴女の判断は正しいです。子どもさんのためにも悩んでいないで、一日でも早く出来ることから行動を起こすべきです。
もしも、貸したおカネを取り戻すために離婚をためらっておられるのでしたら、それは相手の思うつぼです。貴女と貴女の実家のおかげで、これまで彼は人並みな生活ができてきました。彼が離婚を拒否するのは、貴女といる限り、彼の首の皮が繋がるからなのです。貴女たちへの愛情や信頼があるなら、ここまで不誠実なことは繰り返せないはずですから。
麻生さん、まず今の家庭内別居から、本当の別居をしましょう。裁判に訴えて貸借関係をはっきりさせるのはいいのですが、“無い者からは取れない”と覚悟を決めてからにしましょう。こんな不実な人からの被害が、この程度で治まったのは幸いと、(悔しいけれど)考えを切り替えましょう。
訴訟を起こしてでも即離婚、相手が離婚に応じなくても、別居すべきです。“お金が返ってこない”“養育費を払ってくれるだろうか?”などと悠長なことを言っている場合ではありません。これ以上の損失を食い止めることが、何よりも先決だと思います。
※ ミセス・パンプキンさんへの相談はこちら
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