40代以上、健康視点で見る「いい肉」「避けたい肉」 悪玉コレステロールを増やす飽和脂肪酸を気にしたい
「うなぎやたらこといった食材にもビタミンB1は含まれていますが、うなぎは高価ですし、たらこは塩分が気になります。その点を考えると、日常的に食べることができてビタミンB1が多いのは豚肉です」(金丸さん、以下同)
豚肉とひと口にいっても、ヒレ肉やもも肉といった赤身肉に特に多く含まれている。豚バラ肉は赤身より脂身が豊富なので、その分、ビタミンB1は少ない。むしろ飽和脂肪酸が多いので、同じ豚肉でも気をつけたい。
ハムも同様で、赤身のボンレスハムがおすすめだ。
足りていない人が多いビタミンB1
また、豚肉と一緒に、にんにくやニラ、玉ねぎを食べるのも効果的。それらに含まれているアリシンという成分のおかげで、ビタミンB1の吸収が約10倍もアップするのだ。
「豚肉とニラで炒めものを作ったり、ボンレスハムと玉ねぎでちょっとしたサラダを作ったりするのもいいですね。ちなみに、ビタミンB1は玄米にも多く含まれているので、玄米食の人は日常的にビタミンB1をとっていることになります」
厚生労働省による食事摂取基準では、女性は1日に約1.1mg、男性は約1.4mgのビタミンB1をとるよう推奨されているが、実際の摂取量は平均0.95mgといわれている。足りていない人が多くいるのだ。ぜひ、脂の少ない赤身肉を食べるようにしたい。
ちなみに、脂の少ない肉、というと、筋トレなどをしている人は鶏むね肉や鶏のささみ肉を思い浮かべる人がいるかもしれない。
ただ、鶏肉にはビタミンB1はほとんど含まれていないので、要注意。脂が少なければいいわけではないのだ。
病気に負けず長生きするためにも、スーパーの棚で選ぶときに意識したい。
・豚バラ肉
・牛カルビ肉
・ベーコン
・鶏の皮

・豚ヒレ肉
・豚もも肉
・豚ロース肉
・ボンレスハム

増田大作さん●医師。りんくう総合医療センター循環器内科部長。コレステロールなどの脂質代謝異常が専門。
金丸絵里加さん●管理栄養士、料理研究家。NHK『きょうの料理』監修のレシピ本など、著書多数。
(取材・文/八坂佳子)
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