楽天が東北学生向けに会社説明会&OBOG交流会を実施

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楽天が東北学生向けに会社説明会&OBOG交流会を実施

5月19日、東京品川の楽天本社にて、東北大学と宮城大学の学生を対象にした会社説明会&OBOG交流会が行われた。参加したのは両校合わせて10名。

会議室で会社説明を受けた後に社内を見学し、最後にカフェテリアで社員と懇談といったスケジュールだった。社内見学では、まず毎週月曜日に朝会の開催される2000人収容の大会議室を見学。その後、楽天大学とフィットネスクラブを見た。最先端のスポーツ器具を備え、ダンススタジオも併設したフィットネスクラブには驚いていたようだった。

後輩の窮状に宮城大学OBが立ち上がる

今回の会社説明会&OBOG交流会は、宮城大学同窓会の学生支援委員会の主催で行われた。

宮城大学OBの楽天社員が、被災地でボランティア活動に参加する中で、就活が遅れ
ていたり、交通費など金銭面で苦しい状況にある学生が多いことを知り、他のOBとともに就活支援に立ち上がった。非常事態であることから、宮城大学だけでなく他大学の学生にも声をかけて、「被災地就活支援 東京就活合宿ツァー」を実施することにしたのだ。

5月15日にバスで仙台市役所前を出発、16日から20日まで8社の説明会に参加して、21日に仙台に戻った。19日の楽天は「東京就活合宿ツァー」の一環で、楽天以外の企業はディスコ、リクルートエージェント、スパイスボックス、ソフトバンク、ユナイテッド&コレクティブ、日本トイザらス、イー・アクセスなど。

「3月11日の地震から5月まで就活ができなかった」という学生もいて、今回のツァーは就活再開のきっかけになったようだ。また、いろいろな企業を訪問したことから、特に意識していなかった企業の説明も聴くことになり、それが有意義だったとの声もあった。バス代と宿泊代は支援グループが負担したため、学生が経済的に助けられたのは言うまでもない。

東北の学生は首都圏や近畿圏の学生に比べて、就活において地理的ハンディがあり、経済負担が重い。さらに今年は震災というダメージが加わり、就活を停止せざるを得ない学生も少なくない。東北内には就職口が少ないことも考えれば、特定の大学のOBにまかせるのではなく、社会全体として東北学生の就活を支援していくべきだろう。
(東洋経済HRオンライン編集長:田宮寛之 撮影:梅谷秀司)

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