子どもを厳しくしつけても自立心が養われない訳 「甘やかす」と「甘えさせる」はまったく違う

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もし、「子どもに我慢させすぎているかも?」と思ったら、こちらから「抱っこしてあげようか?」とやさしく聞いてみてもいいでしょう。そこで嬉しそうに甘えてくるようなら、これまで甘えたい気持ちを抑えてきたのかもしれません。

そのときは、ぜひ甘えたい気持ちをしっかりと受け止めて、心を満たしてあげてください。

これまで厳しい子育てをしてきた方にとっては、抵抗や不安があると思いますが、子どもの表情や態度が明るく変化してくるのを楽しみながら続けてみましょう。

信頼関係が無理強いをなくす

もし、大きな荷物を持っているときなど、抱っこできない状況の場合は子どもに我慢してもらわざるをえませんし、無理に抱っこしてあげる必要もありません。

そんなときは、「抱っこしてほしいんだね」と、甘えたい気持ちを受け止めてから「このお荷物があるから、今はおうちまで運ぶのを応援してママ(パパ)を助けてくれるかな?」と、今抱っこできない理由を説明します。そのうえで、「おうちに着いたら、いっぱい抱っこするね」と目標を設定することで、心を満たすことができます。

もちろん、家に着いたら、「頑張って歩いてくれたね。待っていてくれてありがとう」と我慢できたことを褒めてから抱っこしてあげましょう。

このように、普段から可能なときにはしっかりと甘えたい気持ちを受け止めて心を満たしてあげていれば、信頼関係が築かれていくので、我慢しなければならない状況だとわかったときには、駄々をこねることがなくなります。

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