子どもを厳しくしつけても自立心が養われない訳 「甘やかす」と「甘えさせる」はまったく違う

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「水筒出しなさい!」というキリキリするような言い方ではなく、「今なら水筒受けつけますよ〜」といったやさしい声かけで促してあげれば、「ごめんね、出し忘れていたわ」と素直に出してくれる気持ちになりますよね。

毎日清潔な水筒にお水が入っていること、おいしいお弁当が用意されていること、毎週月曜日にきれいな体操服や上履きが準備されていることを、子どもはあたり前のように感じているかもしれません。そこでひと言、「今日もおいしいお水とお弁当を用意したから頑張ってね」とか、「今週も楽しんで行ってらっしゃい!」などのやさしい応援の言葉と笑顔で送り出してあげれば、子どもにとってエネルギーになります。

家族は助け合い、応援し合う仲間なのですから、相手が気持ちよく行動できるようにしてあげる声かけを心がけ、先に愛情を与えていけば、子どものやさしい心も育つし、何よりも、毎日同じことでケンカして家庭内に嫌な空気が広がることもなくなるでしょう。

親が黙ってやってしまうのはNG

ただし、子どもが困っていないのに、親が何も言わずに手を出してしまうのはNGです。これでは自分でやろうとする気持ちが育たなくなってしまいます。何かをやってあげたときは、「今日は疲れているみたいだから、〇〇をやってあげるね」など、なぜそれをやってあげるのか行動の意味をきちんと伝えましょう。

そうすることで親の愛情も伝わりますし、感謝の気持ちや人に対するやさしさも育つのです。

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