それは 「質問」と「観察」をセットで行うことです。
相手のことを知るために「質問」をしながら「自己開示」するほうが遥かに気持ちも楽で関係開始がしやすいです。むしろ、一方的に「あなた」が話し続けるほうが、相手にとって苦痛になることすらあります。
「質問」と「観察」で本音と建前を見抜く
さて、質問を通して前記事「自己紹介『全然ダメな人』『超うまい人」の決定的差」でも紹介した「他者が好きになるための4つの要素」のうちの一つ、「①顔馴染み感」を獲得するために相手のことを詳しく引き出していきます。
そして、質問に対しての回答を「観察」していくのですが、どのような観点で観察しているかというと……。
相手が質問に対して「熱量高く回答しているか」「どんな回答が多いか」などを観察していき、表層的な部分から「②同類感」でもある価値観や経験を読み取って相手の傾向を探っていきます。
まず、具体的にどのような質問をするとよいかというと、初めての人同士が関係開始をするシーンを思い浮かべてください。
例えば、ビジネスシーンであれば「現場への配属」「転職した初めての職場」「商談の場」「他部署との会議」「異業種交流会」「同期同士の初めての懇親会」、プライベートであれば「お見合い」「合コン」など数多く存在しています。
ここでは具体的にイメージしやすい例として、現場配属された新入社員が上司と面談するシーンで説明します。どのように関係開始していくのかを3つのステップで紹介します。
まずはステップ1として、「事実情報への質問」から始まります。具体的には、「配属されてどうか」などの事実を聞き出します。
次に、ステップ2として、その回答に対して「承認」しながら「自己開示」して相手に自分のことを知ってもらいます。
そして、ステップ3で「価値観に触れる質問」をしていきます。
気をつけていただきたいのは、一方的に質問し続けると面接みたいになってしまうので、自分も相手の「自己開示レベル」に合わせながら自己開示しつつ話を進めてください。
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