「つい本音が!」初対面で"心を開かせる"神雑談力 「会話が続かない」と悩まなくなる"すごい質問"

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ここまでの会話術を聞いて「ちょっとでも失敗したら取り返しがつかない」「自己開示が重要なのはわかるが苦手」など苦手意識や恐怖心を感じる方もいるのではないでしょうか。

会話では失敗しても簡単に取り返しができる

そこで、精神的なブレーキを少しでも軽減するために、関係開始における信頼獲得の構造を説明できればと思います。

実は、信頼関係を築いていくときは、1回失敗して終わりとなることはなく、何度でも会話の中で取り返しがきく構造になっています。

会話の中で信頼度は上がったり、下がったりする。壊滅的な発言をしなければ、信頼度を上げられる可能性は高い。(図『神雑談力』より)

会話の中で互いの信頼度がUP・DOWNしていくということです。仮に「失敗したな……」と思っても、信頼の合格ラインを下回る壊滅的な発言をしなければ信頼度はUPする可能性が高いということです。

壊滅的な発言とは、「宗教」「政治」「結婚観」「ジェンダー」「下ネタ」「自虐」「相手を馬鹿にする」 など。思想に関わり、意見が対立する可能性があることは触れないということです。

もし、壊滅的な話をしていないにもかかわらず、相手の信頼の合格ラインを下回った場合は、「あなたの人生にとって必要がない人」と割り切りましょう。

人間関係に悩む多くの人は、「あなたのことを好きな人」「あなたが大切だと思う人」ではなく、「あなたのことを嫌いな人」「あなたが苦手だと思う人」に意識を奪われ、関係性を改善しようと時間を費やします。

このような思考のことを私は「破滅思考」と呼んでいます。

ついつい初対面の関係開始では、「破滅思考」に陥りやすくなっています。不用意に「信頼獲得したい!」と思わないように要注意です。

中北 朋宏 俺 代表取締役社長

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なかきた ともひろ / Tomohiro Nakakita

浅井企画に所属し、お笑い芸人として6年間活動。その後、人事系コンサルティング会社に入社し、内定者育成から管理職育成まで幅広くソリューション企画提案に携わる。入社3年でナンバーワンとなる。その後、インバウンド系事業のスタートアップにて人事責任者となり、「制度設計」「採用」などを担当。2018年2月9日に株式会社 俺を設立。“夢諦めたけど人生諦めていない人のために”をコンセプトに、お笑い芸人からの転職支援「コメディケーション」を展開中。
著書に『「ウケる」は最強のビジネススキルである。』『コンプレックスは営業の最高の武器である。』(いずれも日本経済新聞出版)がある。

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