さらにエアコンなど、車両側の機能を音声で操作することも可能だ。例えば、「OKグーグル、エアコンの温度を25度にして」といえば、エアコンの設定を指示した温度に自動で変更する。また、「OKグーグル、あとどれくらい走れる?」と尋ねると、走行可能な航続距離を表示。「OKグーグル、シートヒーターをつけて」といえば、シートヒーターも自動で作動するなど、スイッチ類に一切触れることなく、声だけで多様な機能の設定変更ができる。
ほかにも、グーグルプレイの機能により、ストアにアクセスし、音楽など好きなアプリをインストールすることも可能。車載ソフトウェアなどを自動でアップデートするOTA(OVER THE AIR)機能もあり、車両のOSやグーグルアプリなどを、常に最新の状態で使うこともできるという。
ホンダセンシング360について
安全運転支援システムのアップデートも新型モデルの注目点で、最新の「ホンダセンシング360」を搭載する。約100度の有効水平画角を持つフロントセンサーカメラと、フロントレーダーと各コーナーに計5台のミリ波レーダーを採用することで、クルマの周囲360度をセンシングするのがこのシステムだ。具体的には、ホンダが従来から採用するホンダセンシングの機能に加え、「前方交差車両警報」「車線変更時衝突抑制機能」「車線変更支援機能」が追加されている。
前方交差車両警報は低速走行時や停車から発車する際、左右前方から接近する交差車両の情報をドライバーへ通知する機能。出合い頭の事故などの低減に貢献する。車線変更時衝突抑制機能は車線変更時に、後方から接近する隣車線の車両との衝突回避を支援する機能。車線変更支援機能は、高速道路や自動車専用道で、渋滞追従機能付きACC(アダプティブ・クルーズコントロール)とLKAS(車線維持支援システム)が作動中に、一定の条件を満たした状態でドライバーがウインカー操作をすると、システムが車線変更するためのハンドル操作を支援する機能だ。
さらに新型アコードでは、「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)」も追加。高速道路での低速走行時も、前走車の車速変化に合わせながら車間距離を保ち、車線の中央付近を維持するようにステアリング操作をアシストする。ほかにも駐車や出庫時にステアリングやアクセル、ブレーキ、シフト操作を自動で制御して運転を支援する「ホンダパーキングアシスト」なども新採用されている。
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