さらに便利なのが、エアコンだけでなく、オーディオのソースや音量、照明などの各機能を、ユーザーの好みに応じて一括設定できる機能だ。例えば、通勤時に、自分がいつも設定するエアコンの温度や風量、走行時によく聞く音楽やその音量、アンビエントライトの照明色などを登録すれば、すべて一発で呼び出すことができる。なお、設定は最大8セットまで登録可能なため、さまざまなユーザーに応じたパーソナライズができる。
ほかにも新型アコードでは、新型の10.2インチ・フルグラフィックのバイザーレス液晶メーターも装備する。右に速度計、左にパワーメーターを設置するほか、中央にマルチインフォメーションディスプレイを採用。安全運転支援システムの作動状況やパワーフロー、航続距離や燃費など、さまざまな情報をより見やすく表示できるようになっている。
さらに、先代モデルにも装備されていたヘッドアップディスプレイも、サイズを11.5インチ相当に変更。より大画角化することで、走行速度や安全支援システムの作動状況、ナビと連動した進路案内といった運転に重要な情報を、一目でわかりやすく把握できるような工夫がなされている。
グーグル・ビルトイン搭載で進化したコネクテッド
新型アコードは、前述のとおり、コネクテッド機能についても、グーグル・ビルトインの新採用で、より機能が充実していることもトピックだ。まずは、グーグルアシスタントを使った音声操作。最初に「OKグーグル」とクルマに呼びかけるだけでシステムが作動し、スイッチ操作なしで、さまざまな設定を可能とする。
例えば、グーグルマップで目的地までのルート案内を設定したいとき、「OKグーグル、○○○駅まで案内して」と話しかけると、目的地を検索し、自動でルート案内を開始する。一方、「OKグーグル、○○○駅はどこ?」といった感じで話した場合は、場所を検索して表示はするが、ルート案内までは自動で行わない。話し方次第で表示や機能が変わるので、その点は慣れが必要だろう。なお、ルート案内は、前述の新型液晶メーターにも表示が可能。運転中にドライバーの視線移動をより少なくできる。また、ナビはメーターで確認、ディスプレイオーディオには、音楽などほかのアプリ情報を表示するといった、マルチタスクを行うことができる。
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