当初は6月7日に発表予定だったが、二転三転あり6月21日に延期され、さらに7月にずれ込む可能性もあるのでは……との予想もあったトヨタの大人気ミニバン「アルファード」と「ヴェルファイア」の新型モデル。
だが、最終的には予定どおり6月21日に、8年ぶりのフルモデルチェンジを実施。4代目となる新型アルファードと3代目となる新型ヴェルファイアが世界初公開され、同日に発売となった。
基本的なスタイリングは、先代からキープコンセプトで、いわゆる“オラオラ系”の押し出し感の強さが印象的だ。
実際に記者発表でも執行役員 デザイン領域領域長サイモン・ハンフリーズが「自信がみなぎるドヤ顔」「ちょい悪弟のような存在」のようにアルファードとヴェルファイアを表現していた。このようなデザインは昨年1月13日にフルモデルチェンジしたミドルクラスミニバン「ノア」「ヴォクシー」と共通するところだろう。
また、新型アルファード/ヴェルファイアについて、プラグインハイブリッド車(PHEV)の登場も期待されたが、今回は投入予定というアナウンスのみにとどめられ、正式発表はガソリン車およびハイブリッド車のみとなった。
アルファードは新型でも絶対王者になるのか?
アルファード/ヴェルファイアといえば、トヨタが誇る最高級ミニバン。2002年に初代アルファードが登場し、2008年に2代目へとモデルチェンジしたタイミングでヴェルファイアを導入。
さらに2015年発売の3代目では最上級グレード「Executive Lounge」を新設し、大空間高級サルーンというジャンルを築く。ショーファーカーの定番だった「クラウン」や「センチュリー」といったセダンの存在価値を奪ってしまうほどの人気ぶりはご存じのとおりだ。
次期モデル発売の噂がではじめた2022年。日本自動車販売協会連合会が発表している乗用車ブランド通称名別順位(2022年1~12月)でアルファードは10位、ヴェルファイア50位圏外となったことによる。
アルファードは、2020年に5位、2021年は4位とミニバンナンバーワンの販売台数を記録し、王者の地位を守ってきた。
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