トヨタ｢クラウンスポーツ｣SUVと似て非なる存在 セダンやステーションワゴンの発売も控える

2023年10月6日に発表され、11月頃に発売予定をアナウンスされた、クラウンシリーズの第2弾「クラウン（スポーツ）」（写真：トヨタ自動車）

クラウンシリーズの第2弾として、「クラウン（スポーツ/以下、クラウンスポーツ）」が2023年10月6日に発表された。発売は同年11月予定となっている。

こちらでは発表された新型クラウンスポーツに加え、今後発売予定のセダンやエステート、また同時に発表された専門店「THE CROWN」なども含め、クラウンシリーズの展開などもまとめる。

グローバル販売に踏み切ったクラウンシリーズ

昨年発売されたクラウン（クロスオーバー）（写真：トヨタ自動車）

クラウンは、現行の「クラウンクロスオーバー」から、グローバル車として発売されている。1955年の初代クラウン発売以来、クラウンといえば基本的に国内専用で、かつ最上級の乗用4ドアセダンの価値を提供し続けてきた。運転手付きで乗る「センチュリー」はさらにその上にあるが、所有者自ら運転するクルマとして、クラウンはトヨタ車の最上位にある。レクサスは、また別の位置づけにあると考える。

しかし、16代目となる現行クラウンから、海外でも販売するグローバル車となり、車形も4ドアセダンを基本とするのではなく、クロスオーバーや今回（クラウンスポーツ）のSUV（スポーツ多目的車）という価値を与えられることになった。もちろん、4ドアセダンがなくなるわけではなく、11月頃発売される予定で、エステートと呼ばれるステーションワゴンも今年度内に発売予定であり、こちらは16年ぶりの復活となる。