「スキマ時間」を制する最強コンテンツとは? 堀江貴文×HIKAKINの逆転仕事対談<下>

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堀江貴文氏と、月間アクセス1億回を超える日本一のYouTuber・HIKAKIN氏の対談、後編。
いい大学を出て、いい会社に就職し、定年まで勤め上げる。かつて誰もが目指したこの安定モデルは、既に幻想となった。
変化の激しい今の時代、求められるのはリスクを取って自分の仕事を作ること。発売後、たちまちアマゾンランキングで上位に食い込んだ『あえて、レールから外れる。逆転の仕事論』を著した堀江貴文氏と、月間アクセス1億回を超える日本一のYouTuber・HIKAKIN氏が語るマニュアルにない仕事論。

前編 起業することのリスクなんて、ほとんどない

できる人とできない人で差がつく習慣とは?

堀江:僕とHIKAKINで共通しているのは、コツコツ毎日決まった時間にコンテンツを出し続けること。これはすごく大切なことなんだけど、意外とできない人が多いんです。僕はメルマガにしても、システム運営会社の都合で遅配したことありますけど、少なくとも自分は一度も遅れたことがない。

HIKAKIN:僕も、毎日19時に動画をアップするようにしています。毎日やると、かけられる時間と手間が限られるので、クオリティを高めるのは難しい。それで、「週1でいいから、時間をかけてもっと凝った動画にした方がいい」とかアドバイスされるんですよね。そうすると確かに面白い動画は撮れるんですけど、そのぶんハードルも上がるんですよ。結局、毎日アップするのは時間的にきつくて内容も薄くなるから、と言ってペースを落とした人ほど見かけなくなって、無理してでも毎日続ける人の方がずっと第一線でやっています。

あえて、レールから外れる。逆転の仕事論堀江 貴文 〈著〉 上の画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

堀江:決めるのはすべて自分で、自分が気合いを入れてやるだけの話なんだから、なんで締め切りに遅れたり休んだりする人がいるのかわからない。YouTubeチャンネルも自分で全部できるんだから、毎日この時間に出すと決めたら、毎日の習慣としてやるだけだよね。これをできる人とできない人はかなり差がつきます。

HIKAKIN:成果が出なくて辞めてしまう人と、それでもずっとやり続ける人で分かれるんだと思います。2011年に始めた僕のYouTubeチャンネルも最初の頃はずっと1万再生ぐらいでした。2012年になって、当時トップのユーチューバーと一緒に動画を撮ったら僕の動画も見てもらえるようになって、そこから徐々に上がっていきました。

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