「スキマ時間」を制する最強コンテンツとは? 堀江貴文×HIKAKINの逆転仕事対談<下>
堀江:楽しすぎてほかのことができなくなって、それで周りに呆れられるんだけど、何を言われてもまったく気にならない。大学生時代に競馬にハマっていた時は、僕に競馬を教えた人も、途中で付き合ってくれなくなっちゃいました。
HIKAKIN:僕も多分、変わったやつだと思われていました。ボイパって、徐々に上手くなるのではなくて、ある日突然、ボコンッとレベルが上がって、音が良くなるんですよ。それが嬉しくて、ずっと一人で練習していました。
堀江:そんなHIKAKINがいま、YouTubeで4つのチャンネルを運営しているんでしょ。それは本当にすごいと思いますよ。
いろいろなところで言っているのですが、スマホ革命で何が変わったかというと、これまで使われていなかったスキマ時間を活かせるようになったことなんです。
トイレに入っている間の30秒とか、朝起きてまどろんでいる10分間とか、今まで活用できていなかった時間がものすごく価値を持つようになった。そう考えると、これからはスキマ時間に見られるコンテンツじゃないと厳しいと思います。
スキマ時間にはテキストベースが最適
HIKAKIN:僕も動画を作る時には3分とか短い時間を意識しています。逆にゲーム実況など20分尺ぐらいのものは、子どもたちが家に帰ってから見ると想定していて、アップロードする時間帯も気にしていますね。
堀江:僕は、世界でも有数のスキマ時間を活用している人間だと思っています。あえて最先端の状況に自分を追い込むことで、これから何が起きるのかがわかる。そんな僕が感じているのは、今後はテキストベースのコミュニケーションツールに最適化していくだろうな、ということ。スキマ時間に長い動画を見る、とはならない。僕はリテラシーの低い人が動画を見ているのだと思います。
でも動画がダメというわけではない。Vine(最大6秒の動画アプリ)的なものが主流になって、長尺であっても3分、5分になるでしょう。そうなると、今みたいにヒカキンTVを毎日観ますか? というと観なくなると思うんですよ。
HIKAKIN:Vineも影響力を持ち始めていて、ユーチューバーと同じくヴァイナーもいるらしいんですけど、仕事にできるかというと難しいし、今のところは動画業界でYouTube以外の勢力を感じていません。でも、次はこれが来そう、という新しいメディアが出てくれば、すぐにそっちでもやりますよ。
(撮影:梅谷秀司)
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