「勉強しても成績悪い!」悲劇を生む残念な3大NG 学習時間「短いけど伸びる人」の頭の使い方は?

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言い訳をやめて、ポジティブなマインドセットに切り替えて学習に取り組むことで、たいていの人は成績を飛躍的に上げることができます。

実際、私は今までに「自分は◎系だから」という言い訳をする人たちに数多く接してきました。

せっかく勉強をしているのに「どうせ」という「低い自己評価」のまま取り組んでいては、結果がついてこなくて当然です。わざわざ脳を稼働させているのに、それほど要領が悪いことはありません。

もし何らかのレッテルを貼りたい場合は、ポジティブな方向に思い込んでみてください。

「この問題、意外と面白いなぁ」

「◎◎を学ぶのって、案外楽しいなぁ」

「僕は実は、これが好きだったのかもしれない」

このようなポジティブなフレーズを口に出し、勉強を始めてみましょう。

「脳をうまく騙す仕組み」とは? 

心から「面白い」「楽しい」「好き」と思っていなくても大丈夫。

前向きな言葉を、聴覚を通して脳に届けることで、脳を騙せます

聴覚から伝わる情報は、脳に強いインパクトを与えることができるからです。

これを、専門用語で「感情のレッテル貼りをする」と表現します。

「レッテルを貼る」とは、独断や偏見で一方的に評価を下すこと。

そのレッテルが本当に正しいか、真実であるかは問いません。

脳の中で、感情のレッテル貼りを担当しているのはA10神経群という場所です。

ここは感情を生み出す中枢で、やる気に関係する側坐核や、喜怒哀楽を扱う扁桃体も含まれています。

五感を通じて脳に情報が集まってくると、最初にこのA10神経群に到着し、そこでレッテルが一方的に貼られる仕組みになっています。

いったん貼られたレッテルは、その後の脳の働きに深く影響します。

ですから学習の際には、できる限り前向きなレッテルを貼るのがよいのです。

このように、いかに「要領よく」勉強に向き合うかで、結果は大きく変わってきます。

「要領」とは本来、物事の要点やコツといった意味。

つまり「要領がいい」とは、物事の要点やコツをうまく押さえていることを示す、ポジティブな褒め言葉なのです。

「要領のいい頭の使い方」をしていきましょう。

池田 義博 記憶力日本選手権大会最多優勝者、世界記憶力グランドマスター

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いけだ よしひろ / Yoshihiro Ikeda

一般社団法人記憶工学研究所 MEI 所長。ライフキネティック日本支部アンバサダー、アクティブ・ブレイン協会テクニカルディレクター。50万部突破のベストセラーシリーズ『見るだけで勝手に記憶力がよくなるドリル』(サンマーク出版)など著書多数。テレビやラジオの出演も多い。
池田義博オフィシャルサイト
https://ikedayoshihiro.com/

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