「勉強しても成績悪い!」悲劇を生む残念な3大NG 学習時間「短いけど伸びる人」の頭の使い方は?

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「モチベーションが高く、勉強にかけられる時間も長いのに、目覚ましい結果をなぜか叩き出せない」

そんな状態は、一般的に「要領が悪い」と形容されます。

これは、誰にとっても避けたい状態でしょう。

ではいったいどうすれば「要領の悪さ」から脱却し、学習の効率を高めていけるのでしょうか。

学習効果とペンキ塗りの意外な共通点

私は、3つの「NG」を知ることをおすすめしています。

効率を下げるNG① 細部から覚える

要領が悪い人に多く見られる典型的な学習法が、このスタイルです。

最初から細かく覚えながら、完璧に積み上げていくのです。

詳しく言うと「テキストの順序を遵守しながら(試験などの本番までに)1回でインプットしよう」と試みるわけです。

「それこそ勉強法の王道」と捉えている人がいるかもしれません。

しかし、根本的に間違っています。

そもそも「1回のインプット」で記憶を固めようとする姿勢には、無理があります。

スタートからゴールまでを、適当でよいので何度も往復するように学習し、対象の全体像をつかむことが肝心です。

ペンキを何度も薄く塗り重ねるように、学習を何度も繰り返すほうが脳にスムーズにインプットできるからです。

たとえば、世界史をゼロから習得するとき。

古代、中世、近世、近代……と時間軸に沿って、理解をしながら逐一暗記をしていくと、膨大な時間がかかってしまいます。

それだけではありません、労力の割に目覚ましい効果は得られないはずです。

近代史、現代史に進む頃には「古代四大文明」の話などおおかた忘れてしまっているのではないでしょうか。

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