ドラッグストアは、なぜ食品だらけなのか 「街の薬屋さん」が仕掛けるあの手この手

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(撮影:大澤 誠)

マツモトキヨシ、サンドラッグ、ツルハドラッグ、スギ薬局――。コンビニエンスストアと並んで街で意外と多く見かけるのが、ドラッグストアです。

駅前の狭小立地や郊外のロードサイド、ショッピングセンターや駅ビルのテナントとしても出店している同業態は、私たち消費者にとって非常に身近な存在と言えます。

全国に約1万7000店

経済産業省の調べによると2015年3月現在、全国のドラッグストアの店舗数は1万3434店舗と昨年同期比で586店舗増加しました。同統計の対象はドラッグストアを50店舗以上有する企業、もしくはドラッグストアの年間販売額が100億円以上の企業のみなので、実際の店舗数はもう少し多いと思われます。

日本チェーンドラッグストア協会の調査によれば、2013年度のドラッグストアの店舗数は約1万7000店。これはだいたい、日本国内にあるセブン-イレブンの店舗数と同じくらいです。

ドラッグストアの定義については、日本標準産業分類、商業統計、経済センサス、日本チェーンドラッグストア協会など団体・資料によって少しずつ異なっていますが、基本的には医薬品・化粧品を中心とした健康と美容に関する商品と、家庭用品、日用品などをセルフサービス方式で小売する業態となっています。

店舗によって売り場づくりがガラリと変わるのも、ほかの業態にはない特徴です。たとえば病院の近くなら大きな調剤を併設、都心の小型店では若い女性向けの美容系商品が充実、オフィス街ならコンビニ的な品ぞろえ、郊外店ならペットフードの売り場が広がるなど、売場面積や商圏にあわせ、各社が柔軟に対応しています。

さて、経済産業省調べによるドラッグストアの2014年度の商品販売額は全体で4兆7648億円でした。ドラッグストアというくらいですから、いちばん売れているものは医薬品と考えるのが普通ですが、実はそうではありません。

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