スーパーの売れ筋を作り始めたクチコミの波

商品・サービス改良のヒントがそこにある

良い噂も悪い噂も人から人へと伝わっていくものです(写真:tooru sasaki / PIXTA)

先日、家のプリンターが動かなくなりました。書類のプリントアウトはもちろん、年末に向けて年賀状印刷もあるので、急いで買い換えなくてはなりません。プリンターを購入するのは数年振りなので、どんな機種があるのか見てみようと「価格.com」を開いてみました。

あらゆるジャンルの中から気になる商品を選ぶと、クチコミやレビュ-、価格などがわかる (画像は「価格.com」HPより)

「価格.com」はカカクコムが運営する、パソコンや家電、通信費や保険、食品、コスメなど、あらゆるジャンルにおける価格や機能、クチコミなどの情報を集約した購買支援サイトです。

月間のアクセスは8億2824万PV(ページビュー)、利用者数は月間で述べ4729万人にも上ります(2015年9月現在)。価格はもちろん、スペック比較やユーザーの声など、情報収集がしやすいので筆者もよく利用しています。

カカクコムは飲食店のランキング&クチコミのグルメサイト「食べログ」でも知られています。忘年会&新年会が続くこの季節、ユーザーから寄せられたコメントや写真などを参考に、お店選びをする方も多いのではないでしょうか。

お客様の声を反映したプライベートブランド

アマゾンや楽天などのネット通販の評価コメントはもちろん、化粧品なら@コスメのレビュー、旅行ならフォートラベルのクチコミや旅行記、エクスペディアのホテル評価を見てから選択する……。気づけばクチコミなどのユーザー評価は、物事を選ぶ時の基準のひとつとして欠かせないものとなっています。

スーパーなどに並ぶプライベートブランド(PB)の商品開発においてもユーザー評価は重要な要素となっています。

たとえば西友の「みなさまのお墨付き」は、一般消費者が味・価格・量を総合的に評価し、70%以上が「非常に良い」、もしくは「良い」と回答した製品のみを商品化する仕組みを導入した同社のPBです。

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