食べログ「ワンコインランチ」の思わぬ死角 飲食店側にメリットはあるのか

拡大
縮小
(写真:Kazuhiro Konta / Imasia)

平日のランチタイム。オフィス街や繁華街の飲食店は、お昼の休憩を兼ねてランチを楽しむビジネスパーソンで溢れかえる。ディナータイムよりも割安な価格で食事を提供している店も多く、人気店になると行列を成していることも少なくない。

一方、ディナーよりは割安といっても賃料の高い東京都心部の飲食店では、ランチの価格はたとえば1000円前後と結構、値が張ることもある。そんなランチを毎日食べるのは、特に給料が相対的に安い若い世代にとっては負担となる。

「ランチはできれば安く済ませたい」。そんな需要を狙ったビジネスが、盛り上がりを見せている。

限定ランチが1食500円に

カカクコムグループが運営する、ランキングとクチコミで探せるグルメサイト「食べログ」は3月、「食べログ ワンコインランチサービス」と呼ぶ新サービスをスタートした。月額500円(税抜き)を払うと、ランチクーポンが掲載されている店舗で対象となる限定ランチが、文字どおりワンコイン=500円になるサービスだ。

筆者も早速、この新サービスを利用してみた。3月末時点でサービスを展開するエリアは都心を中心に渋谷、恵比寿、新宿、池袋など8エリア。3月23日にスマートフォンでサイトを見てみると、約250店舗が掲載されていた。せっかくなのでこの日は渋谷周辺で検索。40件弱の中から和風居酒屋を訪問してみた。

店員にスマートフォンの画面を見せ、画面上でクーポンを発券。スムーズにオーダーができた。ワンコインランチは数量を限定しているお店が多く、その場合、この発券をクリックすることで残り何食かがわかる仕組みだ。出てきた料理は通常メニューでも提供されているチキン南蛮定食(通常880円)と同じセットが提供された。ソフトドリンクまでついてワンコイン。客側からすると相当なお得感だ。

次ページただし、、あえて考えてみる
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT