就寝中の冷房つけっぱなし「電気代は高い」の誤解 寝苦しい夜に快眠に導く「エアコン使い」のコツ

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子どもに限らず、大人も暑い夜の安眠でカギを握るのは、寝るときの室温だ。睡眠コンサルタントで医師の森田麻里子さんは、「寝る前に寝室の温度を下げておくことが大事」と強調する。

「暑さにより上がった体温は、涼しい環境でないと下がりません。寝る前から寝室を冷やしておいて、ひんやりと感じる部屋で寝る前を過ごすことがすごく大切になります」

ひんやりと感じるためには、どれくらいの温度にすればよいのか。

森田さんによると、 エアコンの温度設定は基本的には25~27℃に設定しておいて、朝までつけっぱなしにするのがおすすめだという。冷えすぎが気になる場合は、「寝るときになったら、27.5~28℃ぐらいに上げるといい」という。

4人に1人がエアコン「使わない」

寝苦しい暑さから解放されるには、やはりエアコンの使用が欠かせない。パナソニックは今年7月、20代から60代の男女550人を対象に、夏の睡眠時のエアコン利用に関する実態調査を実施した(パナソニック「エオリア」調べ)。

その結果を見ると、約7割が「今年の夏は暑さで寝苦しい」「睡眠に満足していない」と回答しているにもかかわらず、4人に1人は睡眠時のエアコンを「使用していない」と答えている。エアコンを使用していると回答した人のなかでも、「一晩中つけっぱなしにしている」と回答した人は3割にすぎない。「一晩中つけっぱなしにしない」人の一番の理由は、「電気代がかかるから」で、全体の34%という結果となっている。

 

暑い夜に心地よく眠るためには「冷えすぎない程度の温度で、朝までエアコンをつけっぱなしにするのがいい」と森田さんはすすめるが、先の回答にもあるように、気になるのはエアコンをつけっぱなしにしたときの電気代だ。

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