「週末にまとめて作って冷凍庫へ」がNGな納得の訳 節電にも、食品の美味しさ保つ「冷凍保存テク」

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筆者の冷凍庫の庫内(写真:西川剛史提供)
物価高が続く昨今、食費の節約や時短調理ができる食品として注目を集める、冷凍食品や冷凍保存テクニック。冷凍食品の商品開発などの経験を生かして「冷凍食品専門家」「冷凍生活アドバイザー」として活動し、『いますぐ食べたい!冷凍食品の本』や『冷凍王子の冷凍大全』などの著書のある“冷凍王子”こと西川剛史さんが、冷凍の奥深さについて語る。
今回のテーマは、冷凍食品をおいしく食べるための基本ともいえる「冷凍庫の温度を保つためのテクニック」。電気代が高騰する中で少しでもお財布に優しく、おいしい冷凍生活を楽しんでもらうための、冷凍庫活用テクをお伝えする。

冷凍食品メーカーやスーパー・コンビニなどが切磋琢磨して商品開発を進め、市場が伸長している冷凍食品業界。しかし、企業の長年の工夫や努力でおいしさがアップし、適切な冷凍温度帯で輸送や保管をされていても、家庭の冷凍庫での保存が上手にできないと、台無しになってしまいます。

冷凍食品の味や品質を保つためには、とにかく「冷凍庫の温度を低く保つ」ことが大切です。

ところが、家庭の冷凍庫ではそれが意外とむずかしい。冷凍庫内の温度上昇が頻繁に起きるため、食品の水分が奪われて乾燥や酸化をするので、味や品質が著しく低下します。

庫内の温度を上げないテク

冷凍食品をおいしく長く保管するためには、冷凍庫の温度をできるだけ低く保つことが重要です。そこで、今回は家庭でできる冷凍庫の温度を保つための4つのテクニックを紹介しましょう。

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