「職場の苦手な人」で心を消耗しない2つのコツ 自分の心の持ちようをどう変えればいいのか

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毎日顔を合わせる職場の人を「ウザい」と思っているのなら、その人が存在するという事実だけを受け取り、感情は持たない、つまり、なんとも思わない訓練をしましょう。

ロボットじゃないから「なんとも思わない」ようにするなんて難しいと思われるかもしれません。では、その相手のことを、「水とタンパク質の塊」と思ったらどうでしょう? 人間は皆、水とタンパク質とが集まってできたものです。「ウザい」態度を取ってくる人も、最後には皆、同じように焼かれて消えてしまう存在です。「ウザい」と思う理由があったとしても、「いずれは消えていく……」と考えたら、イヤな気持ちが少しは軽くなる気がしませんか?

「偉い」人はいない

たとえば、そのウザい人が上司だったとします。上司はあなたに対して逐一指図したり、注意したりしているかもしれません。そのため、あなたは「上司=偉い人」だと錯覚するかもしれませんが、上司は偉いのではなく、あなたより先に組織に入っていたり、上司として必要なスキルと経験を持っていたりするので上の立場にいるだけに過ぎません。

つまり、上司は偉いのではなく、会社(組織)の方針にのっとって部やチームを運営する役割を担っている人だと理解しましょう。組織を運営するために指示をしているのです。このように相手の立場を正しく理解することで、余計な感情を抱くことが少なくなります。

だからと言って「ウザい」という感情が湧いてしまうのは防ぎようがありません。上司がウザい時は「人間は水とタンパク質の塊」と思い出してください。そして、起きた出来事だけに目を向けて「ウザイ」と思うまでもない状況にしてしまいましょう。起こった出来事に対する感想、感情はあなたの心がつくり出すもの。事実だけを淡々と受け止め、心を無駄に動かし、わざわざ疲れさせないことです。

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