「職場の苦手な人」で心を消耗しない2つのコツ 自分の心の持ちようをどう変えればいいのか

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組織で働くうえで、上司・同僚に嫌われる態度を取るのは賢い選択ではありません。一度嫌われたら、後で関係修復するのは難しいものです。本音はともかく、「話をしやすい人」「気持ちよく話を聞いてくれる相談しやすい人」と思ってもらうほうが得策です。

特におすすめの実践法が「上司の話を顔で聞く」です。しっかり顔を向けて、相手にポジティブな印象を与える表情で話を聞きましょう。相手を不快にする態度を出さないのは、ビジネスの基本的作法です。

また、人は話を聞いてくれる人に好印象を抱きます。上司の話を顔で聞くと、上司に好感を持たれ、上司側があなたに融通するようになります。上司と意見が食い違う場合も前向きな議論に持ち込めますし、忙しい時には様子を見てくれるようになります。

「話しやすい人」には情報が集まってくるので、将来的には相談しやすい人を目指しましょう。「相談しやすい人」になるには、人からの相談に答えを出し続けなければなりません。しかし、最初の一歩は話しやすい雰囲気を作ることです。オンライン会議では、相手の言葉に静かにうなずきましょう。「話を聞いてくれる人」と印象づけられます。

表情を意識するだけで相手の心が変わる

普段からちょっとだけ表情を意識するだけで、あなたの周りの環境が変わり、無駄な組織内のトラブルに巻き込まれなくなり、仕事をうまく回せるようになります。

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ポイントは口角を上げるだけです。口角を上げるだけで穏やかな笑顔に見え、相手を安心させられます。逆に無表情でいると、何を考えているかわかりづらく、不信感を抱かれます。

日本では、相手の気持ちを読み取ることが美徳とされているため、表情は強いメッセージになります。働きやすい環境を手に入れるべく、表情に意識を向けてコントロールしていきましょう。

苦手な人に対しては、その人が存在するという事実だけを受け取ること。苦手な相手にこそ、表情を意識すること。この2つを意識することで、心の疲れない人間関係をどんどん築いていくことができます。無駄に心を疲れさせない環境をつくること。それこそが、人間関係に悩まされずに済む、最強の方法ともいえるでしょう。

福山 敦士 連続起業家/ビジネス教育研究家/香川オリーブガイナーズ球団代表取締役社長

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ふくやま あつし / Atsushi Fukuyama

1989年横浜生まれ。慶應義塾大学環境情報学部を卒業。新卒でサイバーエージェントに入社後、1年目からグループ会社の起ち上げに参画。25歳でグループ会社の取締役に就任。営業本部長を兼任。27歳で独立し、株式会社レーザービーム代表取締役に就任。クラウドソーシングサービスを起ち上げ、28歳で東証一部上場企業の株式会社ショーケースにM&A。29歳で同社執行役員、30歳で取締役就任。2020年、営業支援会社のDORIRU(旧ギグセールス)をM&A。2023年、プロ野球独立リーグ香川オリーブガイナーズ球団をM&A、代表取締役社長に就任。慶應義塾高校、鎌倉学園高校で講師を務める。高校時代は甲子園ベスト8。著書累計13万部。3児のパパ。

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