「男運ない」嘆く34歳女性が成婚できない真の理由 結婚する男・しない男の見極め方を仲人が考察

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「男運がない」と嘆く女性たち。その理由はどこにあるのか考えてみましょう(写真:つむぎ/PIXTA)
「男運が悪い」と自分で決めつけている女性がいた。こちらはいつも真摯に向き合っているのに、浮気をされたり、上から目線のモラハラ発言をされたり、働かず女性の経済力に頼られたり……。ただ、それを引き寄せているのは自分自身だと気づき、新たな気持ちで婚活を開始し、成婚を決めた。
仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて、苦労や成功体験をリアルな声をともにお届けする連載。今回は、34歳女性の恋愛遍歴を見ていきながら、結婚できる男、できない男をどう見極めるのか、一緒に考えてみたい。

「私、本当に男運がないんです」

半年ほど前、入会面談室にやってきたあやみ(34歳、仮名)は、自嘲気味に言った。私大を卒業後は公務員になり、その職場でずっと働いている。仕事柄、派手なネイルなどはできないようだが、ふんわりとカールされたロングヘアにナチュラルメイク、ファッションも今風に洗練されていて、とても華やかな印象の女性だった。顔立ちも美人で、男性なら声をかけたくなるタイプだ。

結婚を考えていた相手が浮気

そこでどんなふうに男運がなかったのか、その恋愛遍歴を聞いてみた。

「男女の関係になる恋愛をしたのは、大学時代です。インカレで知り合った他大学の1つ上の男性でした。彼は1年早く大手企業に就職が決まりましたが、そこから関係がおかしくなっていったんです。『仕事が忙しい』という理由で、なかなか会えなくなった。直感で、ほかに付き合う女性ができたのではないかと思いました。私は、自分が就職したら結婚も考えていたのに」

あるとき、前々から決まっていたデートを、「仕事になってしまった」と急遽キャンセルされた。何となく虫の知らせで、仕事が終わりそうな時刻に「仕事終わった? 会社の近くに行くから夕食を一緒に食べようよ」とLINEを入れてみた。すると「今日はもう少し残業をする」という返信。そこで、「じゃあ、家に行って待ってようかな」と入れると、「とにかく今日は遅くなるから、また次回にしよう」と。

「何だか怪しいと思って、彼の1人暮らしのマンションに行ったんです。そうしたら、部屋に灯りがついていた。『部屋に灯りがついてるね。目の前のコンビニに私いるよ』と LINEを入れると、まもなく彼が慌てた様子でやってきました。しどろもどろの言い訳をして、家に女性を連れ込んでいたのが、バレバレでした。その一件があって、彼とは別れました」

かなりショックだったが、自身も就職を控えていた。心機一転、新しい環境での出会いに期待することにした。

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