今「売れている営業マン」「売れない営業マン」の差 転職した途端に売れるようになる人もいる
ちょっとショックでしたが、おそらく学校や家庭でそうしなさいと教わっていたのでしょう。知らない人が近づいてきたら警戒するのが当たり前の世の中なのです。このような時代において、明るく元気なだけの営業ではもう通用しないどころか、逆にマイナスになっているという現状を知っておくべきです。
ところが、いざ自分が人に何かを売る仕事を始めてみると、なぜか昭和風の営業スタイルになってしまう人が多いのが現実です。本来は物静かな性格の人も、ムリして笑顔を作り、必死にしゃべって売ろうとしています。
どうしてでしょうか?
「明るいから」売れない
自分がされたらイヤな営業スタイルを、なぜやってしまうのでしょうか? その理由は「営業とは明るく元気でしゃべりがうまくなければいけない」という既成概念がいまだに根強いから。
漫画などで描かれている営業像はまさにその典型です。
・傲慢なお客さまにひたすら頭を下げる
・お客さまを怒らせてお茶をかけられる
・ゴルフや料亭で接待してご機嫌を取る
もちろん物語として面白くするために誇張して描かれているのでしょうが、知らない人はこれを鵜呑みにします。こうして、「営業って泥くさくてイヤな仕事だ」というイメージが出来上がってしまっているのです。
でも、安心してください。時代は変わりました。これからは、静かな人が堂々と静かに売れる時代です。大きな声を出す必要もなければ、ムリに明るく盛り上げる必要もありません。「営業はこうあるべき」というこれまでの妄想は一切捨ててください。
その理由をこのあと、論理的に解説します。
私自身、いわゆる「静かな人」でした。内向的で口下手で、人とのコミュニケーションもうまくない。そのため、営業になったばかりの頃にはよく、こう言われていました。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら