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大手損保が京成電鉄向けなどでもカルテルの疑い 独禁法違反が続発する共同保険の底知れぬ闇

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保険料が上がれば、代理店が保険会社から得られる手数料も増えるため、高い保険料のほうが代理店の業績アップにつながる側面があるのだ。

また企業グループの中で、保険代理店だけは「独立採算」になっており、親会社のコストカット意向の影響があまり及ばないところが少なくないとされる。

そうした状況で、損保各社が提示する保険料の水準を、「代理店が中心となって差配したり、他社の提示保険料を漏らして幹事保険会社を優遇してみたり、ということが往々にしてある」と大手損保の幹部は声を潜める。

代理店との取引を損保はどう適正化していくか

そうしたいびつな“商慣習”が、ときに損保と代理店との間でトラブルを招き、不問だったはずのカルテル行為が内部通報などによって表沙汰になってしまったようにも映る。

損保業界は収入保険料の9割が代理店経由だ。中古車販売大手ビッグモーターによる保険金不正請求問題においても、損保と保険代理店としてのビッグモーターとの関係性や癒着に注目が集まっている。

切っても切れない関係にある代理店との取引を、未来志向でどう見直し適正化していくか。一連の問題によって突きつけられた課題は、損保にとって極めて重いはずだ。

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