計算は位がそろっていないと間違えやすくなるので、グレーのペンや鉛筆で薄く縦に線を入れてあげてもいいでしょう。計算の手順を忘れてしまう子には、手順書を付箋に書いて見やすいところに貼り、今自分が何をやっているのか確認できるようにします。
言葉で言われたほうがわかる子には、声に出して次の作業を教えてあげます。いくつかの方法を試してみて、「どれがやりやすかった?」と子どもに聞いてみてください。
筆算の線を引くのが負担になっていることが多いので、「線を引く係をやろうか?」とひと声かけてみるといいでしょう。位を間違えて計算ミスする子には、位ごとに縦に線を入れてあげてもいいですね。
手順書や声がけで、子どもが今、自分がやっている作業は何かを確認できるようにサポートします。子どもにとって好みやわかりやすさが違うので、子どもにどの方法がよかったか必ず確認するようにしてください。
算数 計算カード「カードをめくってサポートする」
小学校低学年の宿題の定番が計算カードです。はじめは1桁の足し算・引き算から始まり、くり上がり・くり下がりのある足し算・引き算、2桁の足し算・引き算、そして2年生では九九が加わります。
ここでしっかり練習できると、計算ミスが減ったり、時間に余裕ができたりと、高学年になって複雑な計算をするときにじわじわと効果が出てきます。
でも、計算カードの宿題って嫌いな子が多いのです。特に発達障害の中でも発達性協調運動障害があると、カードをうまくめくれません。カードをめくることが負担になって嫌がる場合は、保護者がフラッシュカードのようにカードをめくってあげるといいでしょう。
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