SAPIX講師が脈々と受け継ぐ「教えすぎない」の妙 算数の力を上げるために必要な「思考」と「習得」

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知育遊びをする男の子
子どもの思考力を育てるために親ができることは?(写真:buritora / PIXTA)
「うちの子、とくに算数が苦手で」「私も苦手だから子どもも嫌いになってしまいそう」ーー。教育ライターとして多くの保護者から話を聞いてきた佐藤智さんは、算数への悩みがとても多いことに気づいた、と言います。
そこで佐藤さんは、難関中学の受験指導で知られる進学塾・SAPIX小学部で算数を担当する溝端宏光先生と小林暢太郎先生を取材。まず算数を「嫌いにさせないこと」が大事で、そのためには「未就学児」や「低学年」の段階で算数との出会いを楽しいものにしていく、というアプローチが重要だと気づきます。
本記事は佐藤さんの著書『10万人以上を指導した中学受験塾 SAPIXだから知っている算数のできる子が家でやっていること』から一部を抜粋し、「算数の思考力を育む接し方」についてご紹介します。
【前の記事】SAPIXが考える子どもの「算数スランプ」克服法

算数の考える力を鍛える6つのコツ

算数の力を上げるには、「思考」と「習得」の両方が欠かせません。そこで本記事では、家庭でできる思考力の鍛え方について説明します。

子どものことが心配になり、あれやこれやと手をかけてしまうのが親心でしょう。しかし、SAPIXでは、子どもの思考力を育むベースとなるのは「子どもの邪魔をしないことだ」と伝えています。

では、邪魔をしないためには、一体どうすればいいのでしょうか。
具体的には、次の画像の通り6つのコツがあります。

子どもの思考力を育てる接し方
(出所:『10万人以上を指導した中学受験塾 SAPIXだから知っている算数のできる子が家でやっていること』を参照し編集部作成)
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