焦りでうまく計算できないこともあります。たいていの人は、焦らされて緊張感が高まると課題がうまくできないものですが、発達障害のある子どもたちはなおさらです。「早く答えなくちゃ!」と思うと、さらにミスがふえます。まずはカードを順番に並べて、「答えられた!」をふやしていきます。
次に順番をシャッフルして、緩やかに難度を上げていくといいでしょう。計算カードは種類によってまちまちですが、だいたい30枚くらいあります。カードが少なくてもやらないよりはマシなので、カードを10枚だけ抜き取って机に置き、それに答えるというのもいい方法です。
■かわりにめくって負担を減らす
指先が不器用でカードをめくるのが嫌になってしまったり、脳に負担がかかってうまくめくれなかったりすることがあります。そんなときは大人がかわりにカードをめくり、計算に集中できるサポートをしましょう。
指先が不器用でカードをめくるのが嫌になってしまったり、脳に負担がかかってうまくめくれなかったりすることがあります。そんなときは大人がかわりにカードをめくり、計算に集中できるサポートをしましょう。
■緩やかに難度を上げていく
最初は計算カードの枚数を絞り、「1+1、1+2、1+3」と順番に並べたところから始めます。覚えるくらいになったら、次はランダムに並べたりして、少しずつ難しくしていきましょう。
最初は計算カードの枚数を絞り、「1+1、1+2、1+3」と順番に並べたところから始めます。覚えるくらいになったら、次はランダムに並べたりして、少しずつ難しくしていきましょう。
国語 音読「読みやすくなる道具を使う」
定規や自分の指も、文章を読みやすくするための道具になります。専用のルーラーを使ってもいいでしょう。
● 定規を文の横に置いて、今どこを読んでいるかわかりやすくする
● 読んでいるところを指で押さえたり、なぞったりする
● 詰まったときに、あいうえお表の該当文字を指し示す
● デジタル教科書(デイジー)※を使う
※ 紙の教科書の内容をそのまま記録した電磁的記録の教材。視覚障害、発達障害などにより、紙の教科書で学習することが困難な児童生徒の困難を低減させるためであれば使用できる。
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