バスケ名将ホーバス氏、驚きの「愛される怒り方」 パワハラ確定「許されない怒り方」との決定的差

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【6】そこに「愛」と「情熱」はあるか?

監督の恩師パークヒル氏いわく、「彼はいい選手だっただけではなく、とにかく、面白かった(funny)」のだとか。

基本は陽キャラで、ユーモアあふれた人のようです。

口調はたまに厳しくても、人柄がよく、選手から愛されている。その磁力の根底には、あふれ出る愛情と情熱があります。

バスケットやそれを教えること、そして、選手。それぞれへの深い愛情と情熱がほとばしり出ているから、人は大いに共感するのです。

「実践」と「練習」でメンタルを克服

【7】徹底した「刷り込み」で、メンタルを鍛える

自信がない人が多い日本人。人一倍努力家であっても、メンタルやマインドの弱さが女子チームの大きな課題だったといいます。

そこを克服するカギが、徹底した「実践」「練習」でした。

私もコミュニケーションの基礎をアメリカで学び、今は自らの学校でそのノウハウをお教えしていますが、人の行動変容や自信の醸成は、徹底した実践を通してしかありえません

正しいノウハウを学び、実践の場数を積み重ねる。ただ、聞くだけの研修など、ほとんど効果はないのです。

だからこそ、ホーバス監督は、女子チームに「世界一厳しい練習」を課しました。

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