1日10分で血圧・血糖値に効くストレッチの正体 短期間で血管年齢にポジティブな効果が出た!

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生活習慣病も怖くない、血管を強くする「循環系ストレッチ」とは(写真:den-sen/PIXTA)
高血圧、高血糖、肥満などが気になる、という人は増加傾向にあります。この状態で何も手を打たずにいると生活習慣病を発症し、心疾患や脳血管疾患、糖尿病に繋がります。つまり死亡リスクが跳ね上がりますが、有効と言われる運動の習慣化も進んでいません。
こうした状況を鑑み、医師監修のもと米国スポーツ医学会認定運動生理学士でもある中野ジェームズ修一氏がエクササイズを開発。それをまとめた書籍『血管を強くする 循環系ストレッチ』の内容の一部を改編し、紹介します。

医師も太鼓判の「循環系ストレッチ」

“人生100年時代”などと言われますが、長く生きられるからといって、体が衰えないとか不調や不具合がウソのように消えてなくなるとかいうわけではありません。むしろ体のトラブルを抱えながら長く生きることになります。そうすると最も重要になるのは、自分で体をメンテナンスする知恵ではないでしょうか。

何も手を打たずにいると、待っているのは日本人の半数以上(56.8%)が亡くなっている、がん、心疾患、脳血管疾患、高血圧性疾患、糖尿病、腎疾患、肝疾患などの生活習慣病(厚生労働省「令和3年人口動態統計月報年計の概況」)です。

しかも生活習慣病には特効薬がありません。それは日々の生活が原因だからです。

生活習慣病のリスクは運動で低減できるものが多いのですが、そのことを知ってはいても「具体的に何をすればいいのか」「やる気にならない」と考える人が多いことは、老若男女あらゆるクライアントを30年以上見てきた私もよく知っています。

そのような方々の特効薬をイメージして考案したのが「循環系ストレッチ」です。私自身も驚くほどポジティブな効果が得られた内容について、これからお話ししていきましょう。

次ページ1回10分、どこでも手軽に成果が得られる
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