「お菓子習慣」があなたの体を秘かに蝕むワケ 意外と知らない「超加工食品」の脅威

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「お菓子中毒」が引き起こされる背景には、私たちの食卓に浸透している「超加工食品」が深く関わっていました(写真:AntonMatveev/iStock)
スーパーやコンビニでいつでも買えて、仕事の合間や小腹が空いたときに手軽に食べられるお菓子。実は、このお菓子、知らず知らずのうちに中毒症状をもたらすことをご存じでしょうか。
お菓子を我慢できないのは、実はあなたの意志が弱いからではありません。では、控えたいと思っても、ついお菓子を食べてしまうのはなぜなのか。健康面ではどんな危険があるのか。お茶の水健康長寿クリニックの白澤卓二院長が「お菓子中毒」の危険性と対処法についてポイントをお伝えします。

あなたの「お菓子中毒度」をチェック

まずは、あなたがお菓子中毒に陥っているかどうかを確認するために、以下のチェックを行ってみてください。

□毎日のように食べている(習慣になっている)
□食べる量や回数がどんどん増えている
□イライラしたときにはお菓子に手が伸びる
□ついついお菓子を買い込んでしまう(ストックがつねにある)
□ときどきドカ食いしてしまう
□コーヒーにはお菓子が必須
□飲んだあとのデザートは別腹
□やめよう、控えようと思っても続かない
□お菓子を食べないと仕事がはかどらない
□健康診断で血糖値が高めと指摘されてもお菓子をやめられない

実はこの質問のうちひとつでも当てはまるものがあった場合は、お菓子中毒に陥っている可能性が濃厚です。

はるか昔から人間は、発酵食品や塩漬け、薫製など、食品を加工して保存食を作ってきました。ところが、食品技術の発達に伴い、高度に加工された食品が急増します。例えば、ケーキやクッキー、ドーナツ、チョコレートといったお菓子や甘い清涼飲料水、菓子パン、カップ麺などです。

私たちの普段の食生活によく登場するこれらの食べ物は、いずれも「超加工食品」と呼ばれるものです。

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