一方で、プレゼントをもらう側の母親世代はどんな印象を持っているのでしょう?
カーネーションは7位!食事や感謝の手紙が上位に
プレゼントを受け取る側の女性に、母の日に本当にほしいものを複数回答で尋ねたところ、1位は「一緒に食事(外食)」(24.3%)、2位「手紙やメッセージを渡してもらう」(17.8%)、3位「感謝の気持ちを言葉で伝えてもらう」(16.8%)、4位に「一緒に旅行」ということで定番の母の日ギフトがベスト3にひとつも入っていません。
5位になりやっと「花(カーネーション以外)」(15.0%)が入りますが、定番のカーネーションはなんと7位(12.7%)、洋菓子・和菓子は9位(8.4%)という結果になりました。「定番だから」「贈る相手の好みだから」と思って贈っていた物が意外と順位が低くなっており、このことからも双方の意識のギャップが見て取れます。
団塊世代がシニア層へ。ギフト単価は上昇傾向
昨今、母の日や父の日、親世代の誕生日等のギフト単価は上昇傾向にあります。これは団塊世代がすでにシニア世代に入り、またその子供も団塊ジュニア世代であることから、贈る側も贈られる側も年齢が上がっていることに起因していると思われます。そのため贈り物として単なるモノだけでなく、宿泊や食事等の体験型ギフトが選ばれる機会も増加傾向にあります。
コストコのメルマガにも「これはうまい!」と感じる「コト消費」の提案がしっかりなされていました。
西麻布の有名イタリアン「マリオ・イ・センティエリ レストランお食事券 5000円x2枚」(幕張、川崎、新三郷倉庫店にて取り扱い)に加え、東京、神奈川、大阪、福岡、香川などに支店を持つリラクゼーションスパ「オリーブ・スパ 5000円チケットx2枚」(幕張、川崎、新三郷、尼崎、久山倉庫店にて取り扱い)などを紹介しています。
食事券なら時間があるときに家族で行ってもいいですし、「お父さんやお友達と楽しんできてね」と渡すのもいいでしょう。スパのチケットは「現代版・肩たたき券」として手渡しても喜ばれそうです。
毎日、会社と家の往復で精一杯のビジネスパーソンにとって、母親世代の好みをリサーチするのは中々骨が折れるもの。しかし、食事や旅行といった「コト消費」を望む声が多いのも事実です。形式的に花やお菓子を贈るだけでなく、日頃の感謝を込めてちょっと工夫してみてもいいのではないでしょうか。
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