平気で「糖質ゼロ」「ノンアルビール」飲む危うさ 健康にいいように見える食品にも添加物が
長いコロナ禍が明け、出社や対面の仕事の頻度が上がったという人が増えています。朝はコンビニでサンドイッチを買って食べ、慌ただしいお昼は弁当か惣菜パン、仕事に疲れたら栄養ドリンクをグビッと飲んでもうひと頑張り! そして夜は、翌日の仕事を気遣ってノンアルコールビールで我慢……なんて食生活を送っている人もいるでしょう。
本稿では、『新版「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物』の著者で、科学ジャーナリストの渡辺雄二氏が、知らずに摂取している食品添加物が安全なのかどうかについて解説します。
食品添加物は「安全だから」使用が認められている?
食品のパッケージに小さな文字で羅列された食品添加物。「時々チェックする」という人も多いでしょう。ではその添加物が何に由来し、どんな用途で使われているのか? 本当に食べても大丈夫なのか? ご存じでしょうか。
スーパーやコンビニなどには溢れんばかりの多種多様な加工食品が並べられていますがそのほとんどにさまざまな添加物が使われています。「使用が認められているということは、安全に違いない」と思っていますか?
実は、それらの添加物は人間で安全性が確認されたものではないのです。
お米や野菜、果物、肉、魚、砂糖、塩、醤油などは、これまで人間が長いあいだ食べ続けることによって、その安全性が確認されたものです。ですから安心して食べられます。しかし、添加物はそうではありません。動物実験がおこなわれ、その結果から人間にも「害はないだろう?」という推定のもとに使われているにすぎないのです。
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