「器の小さい人」怒らせてみるとわかるという真実 なぜ"アホ"は怒り、成功者は感謝するのか?

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頭にきた時、あなたはどんな態度をとっていますか?(写真:mits/PIXTA)
理不尽な言動で周囲を振り回す人を“アホ”と呼ぶのが田村耕太郎氏。ベストセラーとなった前作『頭に来てもアホとは戦うな』に続く第2弾、『頭に来てもアホとは戦うな! 賢者の反撃編』から、コロナ禍を経てさらにパワーアップした「アホ対処法」を一部抜粋で解説する。

一見いい人と潜在的アホ

筆者が言うアホとは、組織や個人の成果や成長に関係なく、意味なく他人に干渉してくる人々のことを指す。その意味では、日本の組織人の大半はタイプに限らず、ほとんどが潜在的アホだと思ってよい。

日本社会が成長や成果を目指す社会ではなく、調和に最も重きを置く、均質的な巨大なムラ社会であり続けているからだ。調和最優先で同調圧力をかけてくる均質的な社会なので、自分を持ち、自分の人生を生きようとする人々を、異質なものを攻撃する免疫システムのように、抹殺にかかる。

しかし、いくら均質的で同調圧力が強くかかるといっても、1億人以上の総人口があれば、アホではない人も一定数いる。前段をひっくり返すようだが、アホを見抜くには、アホでない人を見抜けば事足りる。潜在的アホではない人は以下のような人だ。

・結果や成果に最もこだわり、つねに没入して働き結果を出し続けている人
・数字で物事を考えられ、説得力ある数字で指示を出す人
・組織内での成功にこだわらず、大きな人生の目標を本音で語って実行に移す人
・他人の視線をあまり気にしない人
・他人の時間にリスペクトがある人

つまり、周りに振り回されることなく、しかし、敬意を持って大いなる目標に向かって進むことができる人であるといえる。こういう人以外は潜在的アホだ。とくに他人の目や組織の空気を非常に気にする言動を続けている人は要注意アホといえるだろう。そんなアホにならないように他山の石として自分を律しよう。

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