「英語の語彙力」を増やすあまりつらくない方法 自分の好きな映画や番組を教材にしてみる

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見ている途 中に「ん?今の聞き取れなかったけど、なんて言ったんだろう?」と巻き戻して字幕を見ると「ostracized」と書いてありました。シチュエーションからも推測 できなかったので、グーグルで調べると「村八分にあう」っていう意味でした。そりゃ、わたしの日常生活では、聞くことも言うこともない単語!

でも、こうして人生で一度も触れたことない単語をスルーすることなく「知らないぞ、なんだろう?」と気になって調べたことで、もう忘れられない単語になりました。「わたし村八分にあっちゃって~」って、できれば使う機会がないといいですけどね!

新しい単語やフレーズに出会ったら

わたしは新しい単語やフレーズに出会うと、思い出して見られるように、メモします。

2. iPhoneの「メモ」に書いておく

わたしの場合、単語帳を作ってもそのノートを持ち歩かないとまったく見る機会がなくて、せっかくのおニュー単語たちを使わず葬ってしまうので、iPhoneにメモしています。新しい単語をメモすると、前にメモしたものを見直せる機会も同時に来るので、その度にもう一度復習できるというわけです。

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ちなみに『マネーボール』を見た数日後、Netflixでブラピつながりで『オーシャンズ11』がおすすめで出てきたので、久しぶりに観てみました。あるシーンで「何か異変があったら知らせてくれるか」というようなセリフのあとに、返事が「もちろん」だったのですが、

「You bet!」

と言っていました。 これは普段からよく聞くし、理解もしてるフレーズですけど、わたしはもちろんと言いたいとき、「of course」や「sure」や「I will for sure」などを使うことが多くて、そういえば「You bet」って言わないなと思ったので、これもiPhoneに追加!

このように同じ映画を何度も観ると、そのときどきで自分のアンテナにひっかかる単語やフレーズが違ってくるのもおもしろいんです。

普段自分が楽しんでいる映画というエンタメで、無理なくゆるーく英会話が勉強できたら最高じゃないですか?カタカナは忘れて、訳すことも忘れて、耳で聞きながら目に助けてもらう。この方法で少しでもみなさんが遠回りせずにリスニングができるようになってくれ たらいいなと思います。

岩田 リョウコ 文筆業、イラストレーター

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いわた りょうこ / Ryouko Iwata

1979年生まれ。在米中の2015年にアメリカで出版した『COFFEE GIVES ME SUPERPOWERS』は、アメリカ・アマゾンランキングで1位を獲得。世界5カ国で翻訳出版されている。コーヒーのほか、サウナ、映画の連載を執筆。サウナ好きが高じてフィンランド政府観光局フィンランドサウナアンバサダーに任命される。

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