「英語の語彙力」を増やすあまりつらくない方法 自分の好きな映画や番組を教材にしてみる

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英語を話せるようになるには、リスニング力が必須ですが、そのスキルをアップするには語彙力を付ける必要があります(写真:buritora/PIXTA)
英語で話すときに、つい日本語から英語に直訳しようとして詰まってしまう……そんな経験がある人は少なくないはず。本稿では、英語が超苦手だったのに、アメリカでベストセラーまで出した文筆家、岩田リョウコ氏の最新刊『直訳やめたら英語が一気にできるようになった私の話』より、自分の好きな映画やテレビ番組、動画などを通じて語彙力をアップする方法を解説します。

話すのにはまずリスニング力が必要

英語っていうと、どうしてもスピーキングをがんばらなきゃと思ってしまうのですが、例えば暗記したフレーズで言いたいことが言えたとしても、そのあとの相手の返事がチンプンカンプンではコミュニケーションが成り立ちません。

だからリスニングはとっても大事。英語は最初にリスニングスキルが上がってきて、それからスピーキ ングが追いついてくるんです。

この一連の行動でコンプリートです。じゃあ1日中英語を流しておけば、耳が慣れてだんだん聞けるようになるかというと、残念ながらNO。

わからない言葉は聞こえてきたところで、わかるわけがないんです。流れていっちゃうだけ。やっぱり意識した勉強なしで聞き取りは自然にできるものではありません。これは話すのも、読むのも、書くのも同じです。

わたしだってアメリカに10年くらい住んでいましたけど、今でもすべて聞き取れるわけではありません。道の途中です!

じゃあ、どうやって聞き取るかというと、聞き取れた「わかる言葉」だけを使って、全体を「予想」して理解していく。それでわかる言葉が増えてきたら、その予想がどんどん確かなものになっていきます。

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