ジョッコ:「本当にそう思っているから。それが私のやり方だ」
物事がうまくいかなくなったときでも、そこから何かしらいいことが生まれるんだ、と説明した。
・作戦がキャンセルになった? いいね。ほかの作戦に注力しよう。
・新しい高速ギアが望みどおりに手に入らなかった? いいね。シンプルでも十分にやっていける。
・昇進できなかった? いいね。腕を磨く時間ができた。
・資本を調達できなかった? いいね。会社の持ち分が減らずにすむぞ。
・希望する仕事に就けなかった? いいね。別の仕事で経験を積めば、もっといい履歴書が書けるぞ。
・ケガをした? いいね。トレーニングに一息入れるチャンスだ。
・試合に負けた? いいね。本番でなく練習試合でよかった。
・負けた? いいね。敗北から学べる。
・予期しない問題が起こった? いいね。解決策を考えるいい機会だ。
以上。物事がうまくいかなくなっても、がっかりせず、がく然とせず、イライラしないこと。絶対に。問題を眺めて、こう言おう。「いいね」
「いいね」と言えるということは…
ジョッコ:ところで私は、空疎ななぐさめを言うために、ミスター・スマイルになろう、と言っているのではない。
そんな姿勢では、受け入れがたい現実を無視してしまう。前向きな態度でいれば問題は自然に解決できるとついつい考えてしまう。
しかしそんなことはありえない。問題について深く考えないからだ。それではダメ。
現実を受け入れつつ、解決策を考える。問題を真摯に受け止め、失敗を受け入れ、問題に対応し、それをいい状況に変える。前に進むのだ。
チームの一員として問題に取り組んでいる場合は、このような態度をチーム全体に広めよう。
最後に、このことを心に留めておいてほしい。「いいね」と言えるということは、何を意味しているか?
それは、活動を続けるということ。生きているということだ。
生きているということは、自分の中に闘志が残っているということ。立ち上がり、ほこりを吹き飛ばし、燃料を再度満タンに詰め、目標を定め直し、改めて戦闘態勢に入り、攻撃を始めよう。
どうだい? これ以上に最高なことはないだろう。
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