食卓充実、味覚を新鮮にする「副菜2品」すぐ作る技 浅漬風サラダとにんにくの芽・明太マヨあえ

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「キャベツの浅漬サラダ」「にんにくの芽の明太子マヨネーズ」
「キャベツの浅漬サラダ」(左)と「にんにくの芽の明太子マヨネーズ」(右)
在宅勤務などによって、家で料理をする人が増えたのではないでしょうか。料理の腕を上げるために、まず作れるようになっておきたいのが、飽きのこない定番の料理です。料理初心者でも無理なくおいしく作る方法を、作家で料理家でもある樋口直哉さんが紹介する連載『樋口直哉の「シン・定番ごはん」』。
今回は、作れるようになると食卓が充実する「キャベツの浅漬サラダ」と「にんにくの芽の明太子マヨネーズ」です。
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野菜に塩を振るとしんなりする理由

野菜料理の副菜が自由に作れるようになると、毎日の食事は充実します。今回、ご紹介するのはキャベツを使った浅漬風のサラダ。毎日のおかずの横にこういうちょっとした箸休めがあると味覚が新鮮になりますし、カレーライスの横に添えるのもおすすめです。

作り方は簡単でキャベツときゅうりを刻んでから塩を振り、風味のポイントとして「生姜」を加えること。レシピには「キャベツ1/4個」「きゅうり1本」と書きましたが、大きさには個体差があります。味のブレをなくすには計量するのがいちばんです。キャベツときゅうりの重量を量り、その2%の重さの塩を加えて、しんなりさせます。

野菜に塩を振るとしんなりするのはなぜでしょうか? これには浸透圧が関係しています。浸透圧とは異なる濃度の液体が同じ濃度になろうとする力のことで、この場合は外側の高い塩分濃度を薄めようと、野菜の細胞から出てきた水分によって、細胞壁や細胞膜が壊れるからです。

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