人工知能の精度は、学習したデータに比例する。Webサイト上のデータを収集することも可能だが、商品の詳しい情報や画像が整ったデータベースを得ることは難しい。
そこで、セブン&アイグループでファッション通販を展開するニッセンが協力し、商品のデータベースを提供している。グループ内で最もITに関する取り組みが進んでいることに加え、総合スーパーのイトーヨーカ堂やコンビニのセブンと比較して自社商品が多く、データを提供しやすいという事情もあった。
ムゲンラボのプログラム期間は約3カ月で、毎期5チーム程度が参加する。最新端末の貸し出しやクラウドなどの開発環境の支援に加えて、「メンター」(助言者)と呼ばれるKDDI社員もチームに密着し、グループ内外との連携を進めながら支援する。最後にサービス発表会の「デモデイ」でプレゼンを披露するのが一連の流れだ。
開発の方向性が定まらずケンカも
しかし、アドクオリティは特殊な例だった。松田CEOも「実際、かなりもめました」と明かす。期間中は毎週のようにサービスのプレゼンをこなすのだが、メンターからは「結局、何をやりたいのか? 期間中にアプリは出さないのか?」といったことをよく指摘された。
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