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岸田首相「親バカ人事」の果て"長男更迭劇"の痛手 ネット“大炎上"で支持率下落に対応迷走

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  • 泉 宏 政治ジャーナリスト
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もちろん岸田首相やその周辺は、「文春砲」がさく裂した時点で、「慌てて対応を検討し始めた」(岸田派関係者)。その際、周辺が最も警戒したのは、「文春砲」特有の翌週号での“二の矢”掲載だった。というのも、文春側は「特ダネ」の中で、「岸田首相の乾杯写真も入手している」ことを示唆していたからだ。

「首相の乾杯写真」掲載の“二の矢”に怯える 

「もし、翌週号で翔太郎氏らに囲まれた岸田首相の乾杯写真が暴露されれば、批判の矢は一気に岸田首相自身に向かう」(官邸筋)のは必至。このため、官邸関係者の多くが「早く手を打たないと、ダメージが拡大する」と判断、その時点で「国会閉幕時の翔太郎氏の秘書官更迭を表明する」などの対応を検討したとされる。

その一方で、岸田首相サイドは「最大の問題は情報漏れの原因。出席者の誰かがスマホで撮った写真も含めて文春に提供したとすれば、政権の危機管理欠如が露呈する」(同)だけに、岸田家の親族らを中心に「必死の犯人捜し」が行われたという。

しかし「様々な情報が交錯し、なかなか真相が解明できない状況」が続く中、5月27日からの週末に、翔太郎氏が岸田首相に対し「辞めたい」と直訴、岸田首相も「交代させるしかない」と判断したとされる。

これを受け、岸田首相は週明けの5月29日夕、官邸で記者団の取材に応じ、政務秘書官の翔太郎氏を6月1日付で交代させると発表した。その際、岸田首相は「公邸の公的なスペースにおける昨年の行動が、公的立場にある政務秘書官として不適切。けじめをつけるため交代させることといたしました」と説明した上で、自身の責任について「当然、任命責任は私自身にあり、重く受け止めている」と頭を下げた。

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【「言葉遊び」との開き直りに厳しい批判】

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