東大生が語る「いつも計画倒れの人」に欠ける視点 予定の何割までできているか?手帳使って分析

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私がおすすめしたいのは、「自分にとっての『予定通り』は『予定の何割』のときなのか?」という問いの答えを、「自分なりに」導き出してみるということです。

本当ならば、ここで、「予定の◯割を達成できたことが、予定通りです。なので、みなさんもそれを基準に予定を立ててみてください」と言い切れたほうがいいのかもしれませんが、私にはそれができません。

というのも、数多くの受験生と話し、スケジュールを一緒に立てるなかで、人それぞれ「全力」を出せるときは異なると知ったからです。

例えば、毎日立てた予定が完全に終わるペースのときに自分の全力を出せる人もいれば、予定の5割が終わるペースで取り組むときに自分の全力を出せる人もいます。

あくまで、1例にすぎませんが、私の場合は予定の5〜7割が終わるくらいのときに、自分のベストな状態を保てると感じています。

受験生のころも、1日をだらだら過ごしてもすべて取り組めてしまうほどの少ない勉強内容しか手帳に書かれていないと、つい甘えが出てゆるんでしまいました。一方、3割くらいしか取り組めないほど多すぎる量の勉強内容が書かれていると、終わる未来が見えず、走れなくなってしまっていました。

そのため、予定を立てる中でベストな状態を出せる量(私の場合は5〜7割)を毎日書いておくことで、自分の一生懸命を出し続けることができ、少しずつ自分を成長させることができたと感じています。

手帳を使って自分なりの答えを探す

このように、「自分なりに」問いの答えを探すためには具体的にどのようなことに取り組めばよいのでしょうか。

ここで、私が活用していたのが、「手帳」という存在でした。

私と同じように、すでに、手帳を書く習慣をお持ちの方なら「私はこれくらいの予定量を1日に取り組めると、気持ちが落ち着くことが多いなぁ……」となんとなく心に答えを思い描けるのではないでしょうか。

なぜなら、手帳はそれぞれの性格や今までの経験・環境と密接に関わっており、無意識の考えや価値観、自分らしさを反映するものであるため、自分にとってベストな予定量がどれくらいなのかということも自然と見えてくるからです。

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