どんな同僚ともうまくいく人が使う「3つの質問」 トヨタのデキる上司はシンプルに考えている
そこで、この本質をビジネススキルとしてフレームワーク化し、トコトン再現性を高めたのが、次の「紙1枚」となります。一番上の「What?」「Why?」「How?」の順番は、テーマに応じて変えてください。
これから、この「紙1枚」をどのようなカタチで部下とのコミュニケーションに役立てていくのか解説していきます。ただ、どうかその前に。くれぐれも、いきなり部下に「今後はこのフレームで報連相しなさい」などと言わないようにしてください。
部下に書かせるのではなく、自身の手で記入していく
それでは、この「紙1枚」の活用法を紹介していきます。
まずは、「部下の背景が多様になり、何を感じ、考えているか掴みにくい」あるいは「考えを述べさせても、話が要領を得ず何が起きているか把握できない」という悩みに活用してみましょう。
あなたが部下の相談を受けていて、イマイチ何が言いたいのかわからないといったことが起きたとします。
そんな時はすかさずこの「紙1枚」を紙に書くなり、ホワイトボードに描くなり、デジタル版をZoomやTeamsで画面共有するなどしてみてください。
フレームを準備できたら、次の3つの問いを立てて、まずは部下ではなくあなた自身が、部下に成り代わって埋めていく姿を見せていきましょう。
● Why?:なぜ、解決できないのか?
● How?:どうすれば、状況を打開していけるのか?
こうした問いを記した「紙1枚」を部下に見せ、「ちょっとこれを埋めながら整理したいんだけど、まず何を相談しようとしているのか改めて話してもらってもいい?」と言って、コミュニケーションをリスタートしてみてほしいのです。
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