どんな同僚ともうまくいく人が使う「3つの質問」 トヨタのデキる上司はシンプルに考えている

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そこで、この本質をビジネススキルとしてフレームワーク化し、トコトン再現性を高めたのが、次の「紙1枚」となります。一番上の「What?」「Why?」「How?」の順番は、テーマに応じて変えてください。

(出所:『あなたの「言語化」で部下が自ら動き出す 「紙1枚!」マネジメント』)

これから、この「紙1枚」をどのようなカタチで部下とのコミュニケーションに役立てていくのか解説していきます。ただ、どうかその前に。くれぐれも、いきなり部下に「今後はこのフレームで報連相しなさい」などと言わないようにしてください。

部下に書かせるのではなく、自身の手で記入していく

それでは、この「紙1枚」の活用法を紹介していきます。

『あなたの「言語化」で部下が自ら動き出す 「紙1枚!」マネジメント』(朝日新聞出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

まずは、「部下の背景が多様になり、何を感じ、考えているか掴みにくい」あるいは「考えを述べさせても、話が要領を得ず何が起きているか把握できない」という悩みに活用してみましょう。

あなたが部下の相談を受けていて、イマイチ何が言いたいのかわからないといったことが起きたとします。

そんな時はすかさずこの「紙1枚」を紙に書くなり、ホワイトボードに描くなり、デジタル版をZoomやTeamsで画面共有するなどしてみてください。

フレームを準備できたら、次の3つの問いを立てて、まずは部下ではなくあなた自身が、部下に成り代わって埋めていく姿を見せていきましょう。

● What?:何を相談したいのか?
● Why?:なぜ、解決できないのか?
● How?:どうすれば、状況を打開していけるのか?

こうした問いを記した「紙1枚」を部下に見せ、「ちょっとこれを埋めながら整理したいんだけど、まず何を相談しようとしているのか改めて話してもらってもいい?」と言って、コミュニケーションをリスタートしてみてほしいのです。

浅田 すぐる 「1枚」ワークス代表取締役/作家 社会人教育のプロフェッショナル

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あさだ すぐる / Suguru Asada

名古屋市出身。旭丘高校、立命館大学卒。在学時はカナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学留学。トヨタ自動車入社後、海外営業部門に従事。米国勤務などを経験したのち、6年目で同社の企業ウェブサイト管理業務を担当。「伝わるサイト」へのカイゼンを実現し、企業サイトランキングで全業界を通じ日本一を獲得する。その後、日本最大のビジネススクールであるグロービスへの転職を経て、独立。

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