体重が落ちなくても見た目が圧倒的に変わる極意 骨格を整えれば長年の不調からも解放される

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まるでパンクした自転車のように、重力に負け、身体の中に本来あるはずの空間が潰れ、動きに制限がかかっているのにも気づかず、一生懸命こいでいる状態があなたの身体です。上半身が潰れてしまっていると、当然臓器にも余計な負担がかかります。

この状態から、身体の土台である骨格を良い位置に戻して、身体の構造を変えていく必要があります。身体のそれぞれの部位を良いポジションに移動させ、骨格が整うことで、長年の不調からも解放されていきましょう。

姿勢や骨の位置で、身体は大きく変化します。

例えば、胸の前と首の後ろが硬くなると、首の前の働きが悪くなり、さらに肩甲骨の間も硬くなります。身体のどこか1カ所でも不調だと、他の箇所にも負担が蓄積されて首こり、肩こり、腰痛……という負の連鎖が起きてしまいます。

「鼻呼吸をしましょう」とあらゆる場面で耳にすると思います。

ただ、ストレートネックで頭の位置が前に出ていると下あごは前に出て、口が半開きになりやすいので、つい口呼吸になってしまいがち。

頭の位置が良くなると鼻呼吸をしやすくなりますし、鼻呼吸をすることで頭の位置も修正しやすくなります。鼻呼吸は身体の中心部の動作なので、鼻呼吸をすることで全身のバランス感覚がアップし、身体もしなりやすくなります。

すきま時間でできる頭の位置リセット

頭の位置をリセットすることで、鼻呼吸もしやすくなります。最後に、すきま時間にできるエクササイズを紹介しましょう。

(画像:『ダイエットするよりキレイになれる 上半身リセット』より)
(画像:『ダイエットするよりキレイになれる 上半身リセット』より)
すきま頭の位置リセット

目安時間:1分

目安回数:3〜5回ずつ

ダイエットするよりキレイになれる 上半身リセット
『ダイエットするよりキレイになれる 上半身リセット』(サンマーク出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします
STEP1

指をセットして、頭を前に押し出す

親指と人さし指で頭と首の境目のくぼみを下から上につまみ、もう片方の手は鼻の下に人さし指をセットして、頭を前に押し出す。

STEP2

鼻の下の指で頭の位置を押す

STEP1の頭を前に押し出した状態から、くぼみを下から上に持ち上げながら、鼻の下を後ろに押して頭の位置を戻す。3~5回繰り返し、手を入れ替えて同様に行う。自然な呼吸でOK。

POINT

ストレートネック、猫背の人は頭の位置が前に出て首が見える原因に。口呼吸にもなりやすいため、頭の位置を戻すことで鼻呼吸もしやすくなります。

佐川 裕香 ボディメイクトレーナー、U-FIX代表

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さがわ ゆうか / Yuka Sagawa

三重県出身。5歳よりバレエを始める。2009年カンヌ・ロゼラ・ハイタワー入学。帰国後、Kバレエカンパニーに入団。怪我により退団後、2014年より大手スポーツジム、スタジオと契約し、加圧トレーニング、ボディメイク、バレエ、ピラティス、ストレッチ、ZUMBAなどをグループ、パーソナルレッスンで多数指導。2022年、機能的で美しい、しなやかな心と身体を作るための月額オンラインレッスンを開講する。楽になった自身の経験や多くの生徒さんの変化から、身体のアライメントを整えることの重要性をレッスンで伝えている。YouTube登録者数264万人、Instagramフォロワー数56万人(2023年4月現在)。

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