就活「学歴フィルター」諦める前に知ってほしい事 大切なのは「IQ」「EQ」「就活力」という3つの川

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悩む就活生
かつてから囁かれていた「学歴フィルター」は、残念ながら実在します(写真:プラナ/PIXTA)
6月に入ると、早ければ内定を獲得する学生も出てきます。本人だけでなく、わが子が就活生という親にとっても緊張が高まるシーズンです。
もちろん就活は子ども自身が乗り越えるもの。しかし、現代は7人に1人は「就活うつ」になる時代。いわゆる「一流ホワイト企業」から内定を得るためには、過保護でも過干渉でもなく、親のサポートが不可欠だと語るのは、人材戦略コンサルタントで就活塾ホワイトアカデミー代表の竹内健登氏です。
本稿では、最新の就活事情と、学生に何が求められているのか、竹内氏の新刊『子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法 改訂新版』より一部抜粋・編集のうえ、お届けします。

知らないでは済まされない! 現代の就活の基本構造

就活の具体的な内容について見ていきましょう。どのようなことをおさえておけば、お子さんに対して的確で重宝されるアドバイスができるのでしょうか。

まずは、就活の大きな構造について見ていきましょう。次の図を見てください。左のブロックは、就活生です。向かい合う形で就活生が内定獲得を目指す企業を配置しています。

就活の構造
(出所:『子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法 改訂新版』、図版制作:一企画)

就活生はまず、在籍する大学によってグループが分けられます。これが就活のスタートラインです。実際には、同一大学内でも有利な学部があるなど、同じグループ内でも有利不利の差はありますが、ここでは偏差値でざっくり把握していただければいいでしょう。

まずグループ①。「東京一工」と呼ばれる東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学です。就活においてもっとも有利なのが、この4つの大学の学生です。

続いて、グループ②。このグループは、早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学・国際基督教大学など、偏差値が65以上の大学・学部です。

グループ③は、明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学・関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学など、偏差値60〜65程度の大学・学部です。

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