「仕事が終わらない人」がつい口にするヤバい一言 デキる人は上司にどうやって報告しているのか

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実は、Aのような話し方のせいで、なんと7000倍の時間を取られたのは私です。

タイの同僚は、上司に何度聞かれても「大丈夫です」と報告し続けました。

東京の本社で働いていた上司は、「大丈夫なはずはない。このままでは大変なことになる」と、ランチが終わって、同じオフィスにいた私に言ったのです。

「これから一緒にタイに行くから、家からパスポート取ってきて」

それから2週間、私たちはタイの工場で状況調査と解決に追われたのです。

数字で説明しないため、時間が10倍になるどころではありません。3分で済む説明が、2週間、つまり7000倍になってしまったのです。

相手の知りたいことを数字で話す

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このように、相手の知りたいことを「いつ・いくら・何%」で話せば、説明時間は1/10以下で済みます。

あなただけでなく、上司や周りの時間も減らすことができ、信頼も増すのです。

ところで、タイの同僚はAのように大丈夫と信じていたのでしょうか?

今考えると、本当は問題があるとわかっていたのでは、と思います。とは言え、悪いニュースを上司に報告するのは、気が重いものです。

しかし悪いニュースほど、早く報告するのが大切です。

定居 美徳 Sophia Bliss最高執行責任者COO・北海道東川町CFO

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さだい よしのり / Yoshinori Sadai

北海道大学卒業後、総合商社に入社。香港駐在から帰国後アクセンチュアに転職し、20代で日本の財務統括に就く。その後GEグループでアナリスト、経理部長、アジア太平洋地区事業部CFO(最高財務責任者)を12年にわたり歴任。 2015年に初めて訪れた北海道東川町に一目ぼれし、町のCFOとして商店街活性化・国際化・起業支援を推進。現在は東川町のまちづくりと執筆を進める一方、財務戦略コンサル、大学スタートアップ育成、Web3事業推進、ユネスコデザイン都市アドバイザー、NPO理事、ホテル経営等15の仕事を同時に行う。

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